季節の写真館 Vol,161
2013年5月8日

青葉若葉の季節を迎えて!作物が日々大きく育ちます

 5月に入り、例年より気温は低めですが、五月晴れのもとに春の天候が続きます。
 桜花の後は、葉桜がきれいで、また、多くの木々が芽吹き、若葉をつけ、これから6月にかけて青葉若葉が映える季節を迎えました。

 5月は多くの花が開花し、花まつりもありましたが、その幕開けは「レンゲまつり」でした。
 丹波市春日町のある自治会が毎年行っていますが、「春日戦国太鼓」が多くの観光客を出迎えました。

 この太鼓は、「度重なる明智光秀の黒井城(春日町黒井の山城)攻略、いよいよ黒井城の命運をかけた決戦の時が来た 矢玉が飛び交い、馬がいななき刀や槍の穂先が光り両軍 死力を尽しての戦いが続く・・」この決戦の様子を太鼓で表現するものです。


 田んぼ一面にレンゲが広がっています。

 大人には昔はあちらこちらにあった懐かしい風景です。

 都会の人には、緑とピンクの自然のフィールドです。

 レンゲの上で、風薫るこの時期の自然を満喫する光景がありました。


 毎年のことですが、丹波の古刹、天台宗・五大山白毫寺(びゃくごうじ)の九尺ふじをご案内します。

 このお寺は、丹波市市島町美和地区にあり、花のお寺として有名で、4月の桜に始まり、ふじ、セッコク、ハス、もみじなど四季の草木が楽しめます。

 境内には、人間の世界と仏の世界を結ぶといわれる太鼓橋が架かります。

 九尺ふじは5〜7分咲きで、見ごろは10日頃ですが、今日現在で写真のように開花してきて、これから日一日と開花していき、色鮮やかな花シャワーの様相になってきました。

 そして、白毫寺の背後の山が五大山で、山頂は展望が360度開けており、丹波高原アルペンルートとして整備されており、眺望に優れたルートです(起点は、ウグイスの森(旧エルムいちじま)。

 新緑が映える季節に、花を鑑賞し、さらに、森に、山に出かけませんか?


 5月は、レンゲ、九尺ふじのまつりがあり、百花繚乱の季節ですが、鴨庄の妙高山中のクリンソウも紹介します。

 クリンソウの名前は、花が花茎を中心に円状につき、それが数段に重なる姿が仏閣の屋根にある「九輪」に似ていることから名前の由来になっています。

 兵庫県では、レッドデータブックに指定されている絶滅が危惧されている貴重な植物です。

 鴨庄の「妙高山のクリンソウを守る会」では、群生の発見以来、このクリンソウの保全活動をしてきましたが、谷川に沿って、大きく群生し、可憐な花が咲き始めました(写真は5月7日)。

 花の開花時期は5月〜6月初めごろまでです。
 お越し下さい。


 この時期の四季の「箱庭農園」にご案内します。

 作物の種類が多くなりました。


 ジャガイモです。

 イモは地中で日々大きくなっていますが、この茎が枯れる6月には収穫できます。


 エンドウも日々大きくなっています。

 エンドウは、マメ科一・二年草で、広く栽培され、食用です。

 一般に、エンドウマメとも。
 別名でノラマメ、グリンピース、サヤエンドウと呼ばれます。

 エンドウ豆のご飯も美味しくいただけます。


 起伏の大きいムラの農地を縫うように縦横に水路が走り、広い全ての田に水を満たしていきます。

 勢いよく流れる水は、人の体内を流れる血管のようです。
 そして、起伏のある農地をすべてカバーするように、水路と排水路をつなぐ技術は、高度な土木工学の技です。

 毎年「水を田に入れ、稲を作る」ことの繰り返しですが、人が構築した全ての構造物、システムが10年、100年単位の年数で必ず劣化、廃れる中で、水田のシステムだけが唯一、2000年以上に渡って維持ができてきたシステムなのです。

 イネの語源は、文字通り「いのちのネ」です。


 連休から田植えが始まりました。

 丹波いちじまふぁーむでは、この後、5月下旬に酒米、餅米の田植えを行います。


 植えられた直後の稲の苗の様子です。

 一カ月余で見違えるほど、逞しく、大きくなります。


 農園のぶどうの様子です。

 このぶどうも日々大きく成長します。

 この様子をアップしていきたいと思います。

丹波市市島町鴨庄 より
(2013.5.8)


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