季節の写真館 Vol,92
2005年8月15日

丹波・鴨庄に今年もカカシの夏がやって来ました

 今年も暑い夏が続きます。
 そして、丹波・鴨庄に今年もカカシの夏がやって来ました。
 すっかりこの時期の風物詩として定着したようです。鴨庄の集落で、保育園や学校で、ワイワイ言いながら作られた作品が並びます。

 それぞれの作品が作られるときも、会場を準備をするときも、また、カカシ祭りの初日の夕方からは、オープニングフェアでワイワイ言い、フィナーレの夕方からは鴨庄地区の夏祭りで賑やかに締めくくりをします。
 そして、カカシの作品とともに主役は見物されるあなたなのです。

 このカカシ祭りは、8月20日までで、地域の大きな大きなコミュニケーションの場になっています。

 会場のヒマワリが咲き誇ります。
 このカカシまつりにあわせて花が咲くように植えたものですが、きれいに大輪の花が咲きました。

 今年も各界で活躍される多くの方が鴨庄にやって来られました。

 最初に登場いただくのは、小泉首相です。
 国会では、改革、改革・・・を叫び、郵政民営化の旗手としておなじみの方ですが、国会解散で選挙に向けて超多忙ながら、何と合間を縫って鴨庄に来られたようです。

 「主権は誰に、民意なき戦」と書いてありましたが、むずかしい論議はさておき、小泉さんの雰囲気がよく出ていました。
 取材されていた新聞記者の一言、「時期が時期なので、新聞に写真を載せて揶揄っては問題かもしれないが、記者の立場からはよくできていておもしろい作品です!!」と。

 皆さんはカイカク、ユウセイの論議はどう思われますか。

 芸能界のスター、マツケンの登場です。
 この作品は4体も出品されましたが、そのうち2体を取り上げました。

 「いやな社会・・・・だからこそ仲よく、楽しく、明るくしていこうと!!」とコメントされていました。
 賑やかなサンバが聞こえてきそうです。
 マツケンの登場で会場が一気に明るくなりました。
 それにしても、ウ〜ンと唸るほど、衣装にも凝った明るく、楽しいマツケンでした。

 次々とスターが登場します。
 時代の英雄、義経。そして、今年のテレビスターです。
 また、義経といえば、弁慶ですね。

 「丹波の義経、鹿、猪、猿合戦」が作品のテーマですが、丹波の山里では、獣害に悩まされています。
 でも、義経も相手が獣では物足りないかも知れません。
 それにしても、この作品の作者が「特に顔には気を使いました」と話されていましたが、すべてが義経を感じさせる力作でした。

 弁慶の作品は、大きさで周囲を圧倒していました。
 源平の戦いの古には、こうして丹波路を駆けて行ったのかも知れませんね。

 愛・地球博のテーマは「環境」。

 森のおじいちゃんモリゾーとキッコロも登場しました。
 モリゾーの衣装も自然です。

 衣装はやがて茶色へと衣装替えです。

 地球博のパビリオンでは、環境に関わる展示が多くありました。
 環境問題は、みんなの問題なのです。

 宇宙飛行士の野口さんです。

 宇宙への挑戦も成功しおめでとうございます。

 宇宙から見た美しい地球の環境はぜひ守りたいものです。

 山から拾ってきたすべてひとつの木から踊り子ができました。

 それにしても、足も腕もこういった形の木があったものだと感心します。
 ほんの1〜2時間でできたようです。

 日ごろ何気なく見ている自然の素材も工夫やアイデアでいろいろと活用できるものなのですね。

 ニッポンの「もったいない」の精神は国際的に通用します。

 アフリカ・ケニヤの環境副大臣でノーベル平和賞受賞のマータイさんが「もったいない」の精神を高く評価されました。

 お米という文字は、八十八と書きますが、それぐらい手間をかけて作られたお米を粗末に食べることはもったいないという話を昔はよくしていたのですが、この言葉は全てにわたる生活の礎だと思うのです。

 今年もストーリーが描けるほのぼのとした作品ができました。

 「おてて、つないで、のみちをゆけば、カカシ祭りだヨ!」。
 年配の方が、幼い頃の様々な郷愁を感じさせる作品だと話されていました。
 おんぶされたり、手をつないでいろいろなところに行かれたのでしょうね。

 夏の思いでもいろいろとよみがえってきます。
 皆さんはいかがですか。

 鴨庄地区は中山間地域であり、地域の活力をはかる様々な活動を行っています。
 カカシ祭りも鴨庄巡回の福祉バスにも頑張っているのです。
 そして、昨年は鴨庄の有志100人がお米を出し合い、一つのお酒を作り上げました。「鴨庄百人一酒」です。

 その作品が並びました。
 そして、今年もこの「百人一酒」にまもなく取り組みます。
 ご希望の方には、鴨庄の酒蔵「鴨庄酒造」からお届けいたします。

 年末は「奥丹波」とともに「鴨庄百人一酒」いかがですか。

 全てのカカシの作品がシャッターチャンスを待っています。
 写す時期、時間によってカメラに収まる作品も違ってきます。
 人と一緒に写せば作品に立体感が出ます。
 作品が活きてきます。
 バックグランドの稲穂も色づいてきます。

 カカシ祭りの写真作品は次回にご紹介いたします。

 今の農園の様子です。

 稲穂が垂れ下がり、やがて刈り入れを迎えます。

 ぶどうも出荷の最中です。

 丹波は、一夏が過ぎ、やがて、豊かな秋を迎えていくのです。

 こだわりのぶどう、ピオーネのご案内をさせていただきます。

 お届けは、9月1頃からです。

 また、売上金の一部は、子どもの森の活動などに充てていきたいと思います。
 どうぞよろしくお願いいたします。

 詳しい取扱い、ご注文は、 ココをクリック!!

丹波市市島町鴨庄地区 にて
(2005.8.15)


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