季節の写真館 Vol,85
2004年10月上旬

実り豊かな丹波の秋を迎えて

 10月に入り、朝夕だけでなく昼間の気温もグ〜ンと低くなりました。
 それにしても、最近は小雨もよく降ります。

 こうした雨は松茸には恵みの雨になるかもしれません。
 これから丹波は本格的な秋を迎えます。

 そんな中で、快晴の一日、青空の向って映える野のコスモスからは秋の風情が漂っていました。

 秋には柿が似合います。
 隔年ごとに柿の実の豊作の年と少ない年があります。
 今年は多くはありませんが、野に自然に生えている柿を見れば、柿の熟れ具合で、初秋、秋本番、晩秋を感じるのです。

 鴨庄(かものしょう)と言えば、カカシの郷として、すっかり定着してきました。
 今年のカカシ祭の様子はお届けしましたが、このたび、写真コンクールの作品が発表されましたので主な作品をご覧下さい。
 どの作品も、大変温かさが感じられました。

 フォト大賞は、オリンピック女子バレーのアタッカーの強力スパイクをブロックする様子が収まりました。
 作品との一体感が見事です。

 大勢のカカシのお友達の前へ、「私も入れて」、「僕たちも入れて」と並んで、はいポーズ。
 大きく大きく友達の輪が広がりました。

 「どこの娘さん。ちょっと顔を見せて」と、
 覗き込むおばあちゃんのしぐさがリアルです。

 ふれあいといえば、鴨庄には「鴨庄ふれあいバス」が毎日運行されています。
 買い物や医者に行くのにも不便な高齢者の方などのために、10名余のボランティアが交代で運転手をして送迎をしているのです。
 こうした住民自らが地域の人のためにバスを運行している例は全国にもあまり例がなく、この温かさ、温もりは地域の誇りです。

 鴨庄の加工部会の皆さんも、ワイワイした雰囲気の中でぶどうジャムづくりがされていました。

 今の農園の様子です。
 夏には刈り取った草をこうした山のように積み上げ、ぶどう園に入れましたが、今積んでいるのは「市島ユーキ」という家畜堆肥です。

 ここ数日のうちに、ぶどう園に施すのが当面の作業です。
 土づくりはこの時期から始まるのです。

 丹波黒大豆も収穫が近づきました。
 ただ、今年は、夏の猛暑と九月に入ってからの大型台風の影響で、作柄は丹波地域全域で良くないようです。

 このコーナーでは初めて取り上げますが、「里芋」です。

 収穫は10月10日頃からです。

 全国の皆さんに発信しております丹波・市島町も11月からは合併して新市「丹波市」となります。

 10月2日には49年間の幕を閉じる閉町式が行われました。

 過日のカカシの作品にも新市のシンボルを多くの手でヨイショと持ち上げる作品がありました。

 新市・丹波市になりましても、「有機農業の町」として広く知られるようになった「市島町」の名は残ります。

 これからもどうぞよろしくお願いいたします。

丹波市市島町鴨庄地区 にて
(2004.10上旬)


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