季節の写真館 Vol,81
2004年6月中旬

梅雨の合間の好天気に誘われてアウトドア満喫!

 6月中旬といえば梅雨の真只中ですが、今年はカラッとした晴れ間が続きます。

 梅雨の間の晴天は記録的に続いているようですが、どこまでも気持ちのよい青空が広がります。

 農園の近くの田んぼには夏の花「ひまわり」が咲き出してきました。
 農園のクリも今が花盛りです。
 クリの花には独特の生臭い匂いがありますが、辺りに漂うこの匂いが夏が近いことを思わせます。

 こうした梅雨の間の好天気に恵まれ、三ツ塚史跡公園の「花しょうぶまつり」にも大勢の人出がありました。
 このまつりの目玉のひとつはフリーマーケットですが、屋台で思い思いの物を並べて売る人も、それを見て回る人にもフリーなひとときでした。

 農産物でも、身の回りの物でも何であれ自分の市(いち)を立てて売ることは本来楽しいことです。
 町内には、八日市とか十市とかいった地名の集落がありますが、昔は定期的に日を決めてに市が開かれていた由来なのかも知れません。

 今日は農園に西宮からのお客さんをお迎えしました。
 奥丹波の農園で一泊しながら、食事をしたり、イモ掘りをしたり、また、近くの温泉施設を利用したり、夜はホタルを見たり・・・といわば「奥丹波のんびり訪問」です。

 この時期に収穫を迎える農産物のひとつがジャガイモです。
 普段目で見える農産物と違い、土の中で大きくなりますので、どんな収穫があるのか楽しみです。
 早速、皆さんイモ畑で初体験です。

 イモの株を引き上げると根にイモがついて出てきます。
 さらに手で土を掘っていくと大きいのやら、小さいのやら、形もいろいろなイモが出てきました。
 種類は「男爵」と「メークィーン」の2種類です。
 それにしてもなぜ、ジャガイモには男爵とかクィーン(女王)とかいった名前が冠されているのでしょうね。

 「ワ〜ア見て、こんな大きなイモがあったよ」と子供心でちょっぴり自慢げです。
 大人の心も弾みます。
 「土に触れるって気持ちいいね」
 「なかなか止められないね〜ェ」と・・・。

 ジャガイモは「二度イモ」ともいい、年に2回、秋にも収穫できます。
 このイモはこれから6月下旬にかけて掘っていきます。

 農園クイズの農産物は、農園の女性が「よいイモができてよかったね〜」という喜びいっぱいのこのイモです。

 また、農園でコロッケづくりの計画があるようです。

 農園の中の水田で稲の観察をしました。

 この様子は「今年のお米が取れるまで」の2004年6月15日号をご覧下さい。

 ぶどうだってイモや水稲の生育に負けてはいませんよ。
 こんな成長の様子も見てみました。
 「こんなにいっぱい大変!」
 「でも楽しみね」・・・と感想はいろいろ聞きました。

 ぶどうはこれから日々粒が大きくなります。
 適当に粒を除かなければ粒が詰まりすぎるので、これを除く作業が始まります。
 これは大変です。

 食事をし、イモ掘りを体験し、水田を観察し、ぶどうを見て・・、それに静かな農園の雰囲気と好天に誘われ、気持ちの「快調指数」もグングン上がるようです。

 ご自身で制作されたバイオリンでの演奏、彼の気分の「乗り」が伝わってきます。

 それに、ギター、マンドリンも加わっての農園ライブになりました。
 どの曲も軽やかでとても耳に心地よかったです。

 皆さん大勢で西宮で定期的にライブコンサートをされておられるとのことで、今度は本格的に農園ライブをしたいという誘いにも大変乗り気でした。

 夜はホタル狩りに出かけました。
 皆さんホタルに興じられて様子をみて、幼い頃「ホッ、ホッ、ホタル来い。こっちの水は甘いぞ。あっちの水は辛いぞ」と口ずさみ、ホタルに興じた郷愁がよみがえりました。

 このたびの訪問のお世話いただいた西宮のMさんは、丹波の農産物を都会の方にお届けされている方です。
 早速、お礼のメールをいただきました。

 「今回は、本当にお世話になりました。皆さん、大変喜んでおられました。
 これは、やみつきになりそうです。
 特に、服部家族は、大喜びです。
 今年にも、横浜に戻るかもしれない中です。
 そのため子供さんを、学校を休ませてまで、やってこられました。
 車の中、蛍・芋掘りが、やはり印象に残ったと言っていました。
 おそらく、一生、忘れられない思い出を作ったかもしれません。
 これも、我々、大人の仕事ですね。
 近い日にまた、皆で、お伺いするやもしれません、その時には、どうぞよろしくお願いいたします。
 ありがとうございました。」

 いつの日にも思い出は残ります。
 奥丹波の自然の中での体験がこれからもずっと残っていってほしいと思います。
 そして、そんな自然環境を残していくことが大切だと思うのです。

丹波市市島町 にて
(2004.6.中旬)


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