季節の写真館 Vol,130
2009年10月19日

奥丹波が農産物、祭りに活気づく秋到来です!

 丹波の秋の晴天はどこまでも澄み渡り、野のススキが大変よくマッチします。

 丹波の秋は、収穫の秋、味覚の秋、食欲の秋・・・といろいろと形容されますが、 丹波は一年で最も自然豊かな時期を迎えました。


 丹波はいろいろな農産物に恵まれた農産どころです。

 そしてこの時期、野にある農産物で最もポピュラーで、季節の雰囲気を醸し出すのが柿ではないでしょうか。

 柿にまつわる俳句も多くあります。

 「豊作の柿 山里の明るさよ」。

 柿はふるさと、里の秋の情景に切り離せない素材であるようです。


 丹波の秋はお祭りの秋でもあるのです。

 丹波市市島町中竹田の一宮神社では、江戸時代から約400年の歴史を持つ 竹田祭りの本宮が行われました。

 神輿の宮入りを前の「ド〜ン、ド〜ン」という威勢のよい太鼓が境内に響き渡り 祭りの雰囲気を盛り上げます。


 まず、露払いに地元の中高生ら25人がなぎなたなどを手に宮入りする「奴(やっこ)行列が宮入りします。

 引き続き、「よーいさあっ。 よーいさあっ。」威勢のよい掛け声とともに、6神社の神輿が次々に境内になだれ込みます。

 祭りは五穀豊穣や地域の繁栄を願い始まったものです。
 農産物の豊穣を願い手を合わせ、収穫後には感謝の気持ちで手を合わせる気持ちを表わすのが秋の祭りなのです。


 10月から11月にかけては市内各地で収穫祭が行われます。
 この日10月18日は丹波市の“まるごと丹波フェスタ”(丹波市産業交流市)が開催されました。

 この丹波の産物などを生かした加工品、工業製品、地場産品などの展示、販売やイベントなどを通して、丹波の「元気」をアピールする場でもありました。

 今後の予定として、丹波市市島町のアグリフェスタというお祭りが11月1日に予定されており、農産物の展示即売、文化展など様々な行事が行われます。

 できればお越しいただき丹波の秋をお楽しみ下さい。


 この時期、、市内のあちらこちらの圃場では丹波大納言小豆が収穫の時期を迎え、天気のよい日は、年配の方の小豆を収穫される風景が見受けられます。

 近年、小豆は丹波の特産品として特に力が入れられている作物で、面積も大きく増えています。


 小豆の収穫は手間がかかり、サヤが茶色くなったものから取っていきます。

 茶色くなたサヤをそのままにしておくと、中で赤くなった小豆が圃場に落ちるので、取るタイミングも必要です。

 そして、農家の庭先には天日で小豆を干す風景があちらこちらで見られるのです。


 小豆の赤色に対して、黒大豆の黒色も丹波を代表する農産物です。

 今の時期は、黒大豆の若い豆を枝豆として採取します。

 今年は、7月、8月の日照不足の影響が少し出ましたが、元気に成長しました。


 収穫した黒豆の枝豆はご覧のような束(1kg)にして、丹波から全国各地に届けられています。

丹波市市島町鴨庄 より
(2009.10.19)


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