季節の写真館 Vol,121
2008年10月21日

丹波は秋本番を迎えて
小豆と黒大豆の「赤」と「黒」のハーモニー

 丹波は秋本番の真っ只中です。

 収穫、味覚、スポーツ、そしてお祭りの秋・・・。
 秋はいろいろなものに結びつきます。

 農産物も豊かに実り、各地で祭りが行われ、こういった八幡神社、熊野神社といったノボリがその風情を一層引き立てます。


 ハイキングにも最適のシーズンとなりました。

 この日は阪神から都市の方が大勢、丹波路の秋を求めて来られました。

 皆さんと一緒に丹波の秋を巡ってみましょう。


 さあ、まずはお祭りからです。

 近隣で最も壮大な竹田祭りの神輿を担ぐ、「ヨイサ〜、ヨイサ〜」という威勢のよい掛け声、鳴り響く笛、太鼓。その掛け声でみんなの心がひとつになります。
 近年、人のふれあいの機会が少なくなり、心が疎遠となりがちですが、祭りは人の心を引き締め、強く結び付けます。

 こんな時代だからこそ、心の中にもお祭りが大事なようです。

 竹田祭りでは、各地の神社から神輿が繰り出され、6社の神輿がそれぞれの沿道を通りながら、一宮神社に集まり、祭りの供宴となるのです。
 人も神様も一体となり祭りに興じます。

 そして、それは豊かな実りへの感謝の掛け声でもあるのです。


 コスモスも秋の代表的な花です。

 薄ピンクや白い花が可憐に秋を彩ってくれます。


 地味ですが、秋の野のススキは秋を演出してくれる名脇役です。


 丹波黒大豆の時期です。

 今が出荷の時期ピークで、農家の庭先では、畑から黒大豆を切り出してきて、葉をとり、一定の長さに切り、束ねて出荷する姿が見られます。


 丹波の大きな特産品が小豆です。

 丹波の小豆は粒が大きく、大納言小豆の称号があります。

 今の時期は圃場で収穫の時期を迎え、ご覧のようにサヤの色が茶色くなったのから収穫します。
 そして、農家の庭先で、ムシロの上に広げ、乾燥させ、真っ赤な小豆が出てきます。

 丹波黒大豆の「黒」、そして丹波大納言小豆の「赤」、赤も黒も丹波の代表的な特産の色彩なのです。


 このHPでははじめて取り上げましたが、なた豆です。

 形のとおりナタに大変よく似ており、大きさもナタのように大きくこの名前が付けられています。
 なた豆の効用は健康茶として注目されています。


 面白い植物を見つけました。
 フォックスフェイスといわれる植物です(fox face = 狐の顔)。

 茄子(なす)科の植物で、  実(み)は黄色で狐の顔に似ており、 まさにそのとおりのネーミングが付けられています。

 用途としては、食用ではなく、生け花によく使われます。  


 今は柿が食べ頃です。

 柿が実り出せば秋が始まり、熟れて実がなくなる頃が秋の終わりです。
 柿の成熟とともに秋は移り変わります。

 まもなく11月に入り、11月7日は早や暦の上では立冬。

 秋もやがて晩秋、そして初冬へと移り行くこの時期が丹波ではあちらこちらで収穫を祝う収穫祭の時期でもあるのです。

丹波市市島町鴨庄 より
(2008.10.21)


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