季節の写真館 Vol,83
2004年8月8日

今年も案山子まつりが来ました
全国の皆さん残暑お見舞い申し上げます

 今年の夏は本当に猛暑が続きます。
 全国の皆さんいかがお過ごしですか。
 前回取り上げました「水芭蕉の花」や「清流」にホッとしたというメッセージをいただきましたが、自然に同化するのが避暑の最もよい方法かもしれません。

 この時期、畑の農産物もめぼしい物はありませんが、農園に面白い農産物が近所の方から届きました。
 「おもちゃカボチャ」というそうですが、本物のカボチャです。
 どうぞ、ご観賞下さい。

 丹波:市島町の鴨庄(かものしょう)の夏の風物詩として「案山子まつり」もすっかり定着してきました。

 鴨庄地区自治振興会の「回り灯篭」やアーチが町内外からの人をやさしく迎えます。

 皆さんようこそ、鴨庄の案山子まつりへ!

 案山子の舞台裏、制作現場からどうぞ。
 今年も各集落や職場、学校、個人で作られた作品が50体出品されました。
 何でも続けるということがむずかしいのですが、今年は7回目を迎えました。
 作る前は、「もう知恵が出尽くした」といった声も聞かれますが、みんなが集まり、ワイワイ言っていると新たな知恵が出てきます。
 私の近所で作ったのは、サル年にちなみ、余計なことは「見ざる」、「言わず」、「聞かず」の三匹のサルの作品でした。
 現実の生活ではちょっと難しいですね。

 先ほどの振興会の「回り灯篭」も案山子まつり前日の夜にみんなで作られました。

 そして、案山子の杭立てなどの会場づくりも炎天下の中で行われました。みんなで地域を盛り上げようという思いです。

 さあ、それでは、いくつかの作品をご覧下さい。

 大勢の子供が登場しました。
 町内のある集落で作られた作品ですが、やっぱり子供が多くいて、賑やかなのがいいですね。
 作品のひとつひとつに名前が書かれてあり、作るとき、「似てる」、「似てない」とワイワイ言いながら作られた様子が目に浮びます。

 今年はオリンピックの年で、8月13日から始まります。

 出品作品も、オリンピックに関わる作品が多かったです。
 鴨庄の人たちもみんな「がんばれ!ニッポン。」という声援を案山子に託しました。

 女子バレーボールが久々に出場するのは嬉しいですね。
 かって「東洋の魔女」なんて言われた時期がありましたが、古豪復活に向けてニッポン、頑張れ!

 柔道もかってはニッポンのお家芸でした。

 この種目にも金の期待がかかります。

 それにしても、作品のユニークさはメダル級かも知れません。

 野球も有望種目です。

 メジャーリーグでの日本の選手の活躍でニッポンの野球株も上がりました。

 さあ、オリンピックでの活躍が楽しみです。

 卓球の福原選手も登場しました。

 名前のとおり愛らしい作品でした。

 どうぞ、ご活躍を!

 毎年お米の消費量が減っています。

 ニッポンの農業も大変です。

 皆さんしっかりご飯を食べましょう。

 今年は大変多くホタルが舞いました。
 地元の人も、都会の方もホタルが舞う幻想的な夜に魅入られます。

 「♪ホッ、ホッ、ホタル来い。あっちの水は辛いぞ。
 こっちの水は甘いぞ・・・」

 なんて口ずさみながら竹ぼうきでホタルを追ったのはいつの日だったのでしょうか。

 新撰組登場です。

 この作品のためにわざわざ着物や袴を縫った年配のオバさんの心意気に頭が下がります。

 この時代にかけた「誠」の一文字が鮮烈です。

 案山子の作品の最後になりましたが、本来の「へのへの・・」案山子に近い作品で締めくくりたいと思います。

 ウインクの表情が愛嬌の作品でした。

 今年の案山子まつりは8月8日から8月21日までです。

丹波市市島町鴨庄地区 にて
(2004.8.8)


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