季節の写真館 Vol,68
2003年7月27日

鴨庄の「ほのぼのさ」全国へ!  −カカシづくりの季節を迎えました−

 今年は例年になく長い梅雨が続きました。

 しかし、晴れた日の天気は夏日です。

 農園のノウゼンカズラが咲き誇り、ようやく農園に夏がきました。

 丹波・市島町鴨庄(かものしょう)のカカシまつりも今年5回目を迎え、すっかり地域に定着し、この時期、町内外からの見物人、お盆の帰省客も心待ちにされるようになりました。
 毎年インターネットで楽しみにしていただいている方も大勢おられます。
 今年は「全国カカシサミット」出展の話もあります。

 カカシまつりは、8月9日から26日までムラの沿道に並びます。

 集落や学校、職場などでカカシづくりが始まりました。
 ムラの2組のグループのカカシづくりの様子を覗いて見ました。
 どちらもワイワイととても楽しい雰囲気でカカシづくりが進みます。
 小さいグループ゚の方は、4人の手が一つになってあるものを作り上げています。
 材料は黄色の買い物袋や黒いゴミ袋の利用です。さあ、何ができるのかなぁ〜。

 大勢で作っているのは、みんな秘密。でも、その一人がそっと教えてくれました。
 何と「鴨庄福祉バス」の乗るカカシだそうです!。(このバスのことは、このHPの後で触れますね。) 

 先ほどの4人の手で作り上げられた作品も一般公開に先だって、HPご覧の皆さんだけにそっとお見せします。

 こんなに見事なホタルが出来上がりました。

 今年の6月には例年になく多くのホタルが舞いました。
 ホタルが生息するためにはよい環境が大切です。

 来年はもっとよい環境づくりをして、ホタルを増やそうという思いから、ホタルづくりに決めたのです。

 作品は3つのホタルが出来上がりましたので、残りは本番でご披露いたします。

 「農園喫茶」も始まりました。

 地元の人も、町外からの人も休息や交流の場として、自然いっぱいの中で、コーヒー、紅茶などの「くつろぎタイム」を奥丹波の農園でどうぞ。
 (火曜日が休園日です)

 サイホンで立てる本格的なコーヒーで、自然の「奥丹波の水」がちょっぴり自慢です。

 この日、西宮からお越しいただいたお客さんがありました。
 赤レンガハウスの中で地元の食材を味わったり、あとの「くつろぎのお茶タイム」は野外の芝生でした。

 聞こえそうでしょ、皆さんの会話が。

 「静かねえ」
 「小鳥の囀りがいいゎ」
 「緑がすぐ近くにあって、いのちの洗濯ができるぅ〜」
 「現実の都会の生活に帰りたくな〜い。もっといたい。」
 「また来ます」

 農園のアート展も好評です。

 展示と併せて、「絵手紙講習」も行われました。

 農園はみんなの集いの場です。

 このアート展も「絵手紙」から始まりましたが、写真、絵画、焼物など、身近な人の作品を随時展示していきたいと思います。

 絵手紙に続き、8月からは写真の展示をしていきます。
 すでに、何人もの方から作品をお預かりしました。

 その一部をご覧下さい。

 ムラの情景を収めた作品ですが、奥丹波のムラがこんなにすばらしい情景として作品に収まりました。

 これら作品も近々にHPで紹介したいと思います。

 農園のぶどうが色づき出しました。
 そして、この時期に「袋掛け」します。

 とりわけ巨峰系のぶどうは栽培が難しく、手間がかかるのですが、無農薬、無化学肥料、無除草剤など「安全」にかけた「手間」、「こだわり」は、どこにもないと自負しています。

 こうした「こだわり」を支持し、お求めいただける方にお分けしたいと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。

 今、ムラにこのような大きな家が建てられています。
 このムラの自然環境がよいということで、町外から越してこられのです。

 市島町で農業を始めたいという方が何人も農園に来られました。
 この町に、このムラに越される希望の相談にもできるだけ応じていきたいと思います。

 これからは環境に向き合う時代です。

 鴨庄の地区内を「鴨庄ふれあいバス」が運行されています。
 中山間地で、日頃の医院や買い物、郵便局などに行くのも、車がなくて不自由な高齢者に利用してもらおうと、この地域の住民自らが寄付金を募りバスを購入・運営し、運転ボランティアを務めている無料の福祉バスで、こういった運行バスは全国でも珍しいそうです。

 先ほどのムラのカカシづくりも、この「福祉バス」を取り上げるようです。
 作品が楽しみですが、地域のホンワカとした温もりが全国に伝わればと思うのです。

丹波市市島町鴨庄 丹波いちじまふぁーむ にて
(2003.7.27 撮影)


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