季節の写真館 Vol,64
2003年4月6日

桜花の時期迎え、全てがスタートの春到来!

 4月に入っても今年は気温が低く、桜の開花は遅れているようです。
 そう言えば昨年は暖か過ぎて、この時期には桜は散っていたのを思い出します。

 今日、4月6日には町内で「桜まつり」が行われ、好天に誘われ覗いてみました。
 桜の開花には、あと数日かかりそうで、「なかなか開花と祭りの日が合わない」という主催者のグチが聞こえそうですが、そこに春は来ていました。

 さあ、「鴨庄っ子」には、いよいよ希望に満ちた新学期スタート。
 農園の春もスタートしました。

 農園のちょっぴり自慢は、田んぼや果樹園といった畑だけでなく、森があり、こんな小川が農園内を流れていることです。
 春の小川はサラサラ流れています。

 このあたりのお米や農産物を育てるきれいな谷川の水です。

 農園の野にはいっぱい土筆が出ています。
 「つくし」と読みますが、文字通りその形を表わしていますね。
 この土筆、都市ではいくらかで売られているようですが、ここの土筆は取り放題です。

 また、ヨモギもいっぱい出ています。
 ヨモギは青汁でいただくと体にもいいし、これから出てくる新葉で包んだヨモギのかしわ餅も懐かしい味です。

 これから農園の中で、栽培ではなく自然に出てくるものにタケノコがあります。
 そして、冬の間寒さでジッと成長が押さえられていた冬用の椎茸が4月中旬までの間でたくさん出ています。

 椎茸は、炭火で焼いてユズ酢で食べるが大変人気です。

 農園では、6ー11月が夏の椎茸 12月ー4月が冬の椎茸として出しています。

 田んぼの農作業も本格的に始まる時期となりました。
 トラクターがあちらこちらの田で動き出すと、いよいよ水田の作業が始まったことを実感します。

 ブルブルブル!エンジン快調。

 農園のぶどう園のビニール覆いの作業も始まりました。

 昨年より10日以上早く取りかかりました。

 芽はまだ出ていませんが保温効果で、その時期が早まりそうです。

 陽気が温かくなると、農園の女性が育てているタマネギの世話にも精が出ます。

 ご覧下さい。あんなに細かった植えた時の苗がこんなに大きくなりました。

 農園のぶどう栽培には、化学肥料や農薬に頼らず、これらに代って使用しているのが、有機質肥料やここに取り上げました木酢液(もくさくえき)やEM液です。

 備長炭が炭化されるとき出る煙が冷却されてできる液体が木酢液ですが、防虫効果があるので、農作物の無農薬化に用いています。

 EM液は有用微生物の液体で、ともに500倍〜1000倍に薄めて定期的に散布しています。

 ともすれば農薬で微生物を殺すことに目がいきますが、できるだけ自然界の有用な力を利用したいと思うのです。

 農産物の商品化ということは、農薬を多投し、商品として見た目をきれいにし、規格化された農産物であることに他ならないのです。

 丹波市市島町 丹波いちじまふぁーむ にて
(2003.4.6 撮影)


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