季節の写真館 Vol,55
2002年9月28日

奥丹波は秋色のわくわくシーズンを迎えました

 

 季節は10月を迎えます。
 ほとんどの圃場で稲の刈り取りも終わり、柿が色づき出し、くりのイガがポッカリ口をあけ、道端では彼岸花が真っ赤に咲き、奥丹波に秋到来です。

 さあ、ワクワクの季節になりました。

 秋はスポーツの秋です。
 小学校の校庭には、心ひとつにジャンプしたり、精一杯ツナを引く地域の人たちの表情がありました。

 特に、今年の縄跳びは、町内の5つの地区で開かれる町民運動会を利用して、「町内一」を決めるユニークな企画で、「大縄跳び いちじま一番」と銘打って開催されました。

 ちなみに55回心を合わせて跳んだチームが優勝しました。

 農園に目を転じます。
 農園のすぐ近くの圃場のコスモスがみごとに咲きました。
 地元の人たちの目を楽しませてくれ、風になびき、上下にゆれる様は、訪れる方に優しくお辞儀をしているようです。

 「ようこそ農園に」と。

 農園でムラの女性たちが育てた黒大豆が大変大きく育ち、まもなく収穫を迎えます

 ぜひ、丹波黒大豆の美味しさ味わってみて下さい。

 今の時期、町内ではほとんどの稲は刈り取られましたが、この稲だけが収穫を目前にして、たわわに稲穂を垂れています。
 そのひとつが酒米「但馬強力」で、もうひとつが農園の純米吟醸酒「奥丹波」の酒米「山田錦」です。

 市島町の自慢は水がきれいなことで、町内には4軒の地酒の酒蔵があります。
 これから年末にかけて、この「但馬強力」、「山田錦」から全国に誇れる地酒が仕込まれます。

 今夏、農園のぶどうを「こだわりの巨峰」としてたびたびこのHPで取り上げましたが、このような巨峰ジャムができました。

 「農園の奥さんの手づくりジャム」です。砂糖ととレモン以外に混ぜ物(増量材)は入っておらず、純巨峰だけのジャムは市販にはほとんどないので、このオリジナルジャムはちょっぴり自慢です。

 今、都会で農村志向、自然志向の方が増えているようです。

 地元の新聞の記事で、郡内のある町が農村への定住を呼びかけ、神戸で説明会を持ったところ、多くの参加者があったようです。

 課題も当然あります。
 しかし、これからは確実に環境問題が大きな問題となる情勢です。

 「市島町に住みませんかー市島町に住んでみたい」

 こんな町であってほしいと思うのです。

丹波市市島町鴨庄 より
(2002.9.28 撮影)


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