季節の写真館 Vol,47
2002年6月2日

さあ、山開き。登山シーズンを迎えて。

 6月に入り、この時期に似合う花と言えば花ショウブ。

 ご覧下さい。三ッ塚公園のショウブ園の花も見ごろとなりました。

 9日にはショウブ祭が予定されており、フリーマーケットをはじめ、多彩な行事が予定されています。

 この時期、野山は新緑に映え、山開きのシーズンでもあります。
 今日は町内前山(さきやま)地区の五台山まつりに出かけてみました。

 この五台山はこの地区の代表的な山で、この日は、前山地区と山をはさんで、向こう側の氷上町の両町からの登山道を登り、山頂で交流しました。

 山頂からの展望は絶景です。新たな視界が広がります。

 今、町の施策で「校歌に歌われている山」にグループで登ることで多少の助成措置が受けられます。

 校歌に登場する山はいずれもその地域のシンボル的な存在で、代々地元の人に親しまれ、歌われ、そうした愛着はこれからどのような時代を迎えようと動じることなく代々続いていくものだと思います。

 そうした山に日頃から少しでも親しもうという施策です。

 「前山ふるさと農園」では、この日は早朝からお弁当づくりやお餅づくりに忙しいオバチャンたちの姿がありました。

 お餅も大変大きめ。

 この農園とも馴染みとなり、「ひとつ食べていって!」といただいたヨモギ餅に土地の人情味を感じました。

 登山道の入口に大変おいしい水が涌き出ています。

 地元では「狸穴の水」として知られています。

 はるか昔からどのような日照りの時でも涸れることなく涌き出る名水です。

 鴨庄地区からも森林に親しむ行事をお届けいたします。

 1週間前の日曜日に「鴨庄っ子の森」でお馴染みの鴨庄っ子4年生が早朝から学校に集まりました。

 今日は緑の少年団活動の県の実践集会に参加しました。

 そして、11日には苗木の寄贈をいただき、「鴨庄っ子の森」で植樹をすることになっています。

 この日は、PTA活動で保護者も「鴨庄っ子の森」の整備や学校の周囲の草刈りで汗を流しました。

 森では歩道を整備したり、植樹のための場所の整備をしたり。

 森の巣箱にも小鳥が入っています。

 PTAからこの日刈った草のプレゼントです。

 ぶどう園に入れることで、草抑えになったり、土の乾燥を防いだり、やがて肥料になったりし、ぶどうにも絶対にいいし、食べていただいた方にも絶対にいいと思うのです。

 さあ、夏の椎茸の栽培が始まりました。

 今は、人工栄養の菌床椎茸や外国からの椎茸に圧され、採算には合わず、労力もかかりどんどんこうした原木産(げんぼくさん)椎茸生産者は減っています。

 やがて、そう遠くなく姿を消すかも知れません。

 でも、肥料も農薬も一切使わず、木の養分だけで育つ究極の自然農産物である原木産椎茸を見直し、残したいものですね。

丹波市市島町 にて
(2002.6.2 撮影)


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