季節の写真館 Vol,41
2002年3月7日

農園の春、「農」もスタート!

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 3月に入り、春らしい陽気になってきました。
 6日は一年24節季で啓蟄(けいちつ)に当たり、虫たちも冬の眠りから覚め活動し出す時期となりました。
 この時期、森の中が本当に清々しいのです。
 農園の中の「鴨庄っ子の森」に入ってみました。
 寒くもなく、ほどよい冷気の中で木々の息吹が感じられるようです。

 鴨庄っ子の森に掛けられた巣箱も2年が経ちました。
 小さな小さな穴から本当に小鳥が入るかなという思いで掛けましたが、実際いくつかの巣箱では小鳥が入り、生んだ卵が孵化しました。
 そして、いろいろなことを学びました。
 一定の方角の入口からでないと小鳥は入らないとか、ある高さ以上でないと用心して入らないとか・・・。
 先日、新しい巣箱に替えるため、みんなで巣箱づくりをしました。
 そして、近々新しい巣箱と取り替えるため、鴨庄っ子の森に出かけることになっています。

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 二年前の雪の日にみんなで椎茸の植菌作業をしましたが、覚えていてくれていますか。
 この冬は暖かい日が続き、また、雨が多く、森に置いている椎茸のホダ木からこんなに椎茸が生えました。
 大きな大きな椎茸がたくさん出ていました。スゴイでしょう。

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 農園の春もスタートしました。
 すでにご紹介しましたように、農園のパイプハウスや赤レンガハウスを活用して、「農」活動をしていこうというムラの女性グループができましたが、今日は、ジャガイモの植え付けに先立ち、圃場の小石を拾ったり、家畜有機堆肥を散布する作業が行われました。みなさん農業は素人です。でも、これからいろいろなことに取り組みたいという前向きの思いがあります。

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 ジャガイモの植え付けは、すでにご案内しましたように17日に何組かの都市の方と行いたいと思います。よろしければお越し下さい。
■日時 3月17日(日) 11時から
■場所 丹波いちじまふぁーむの農園
■内容 ジャガイモの植えつけ・いちじま散策・食事(バーベキューと椎茸、ご飯は奥丹波の水で昔ながらの釜で炊きます。)
■参加費 大人1人 3,000円
(家族参加の場合人数に関わらず5,500円)
■申込み メールにてお申し込み下さい。 info@okutanba.jp
■その他 ・場所などのご案内は、参加者に直接行います。
・植えつけ後の生育状況を適時、HPでお知らせいたします。
・お米クラブ会員は割り引きあります。
 6月にジャガイモ掘りの体験イベントを行います。楽しくイモを掘って、掘り立てを農園でいただき、農産加工を体験し、イモはお土産にという内容です。
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 圃場に有機堆肥を繰り返しやっていくと、豊かな土になります。

 全ての作物は、土づくりから始まります。

 過日、町の環境創造型農業フォーラムという研修で、「土」の重要さを学びました。

 土は農業だけの問題ではありません。
 環境面でも、健康面でも、教育面でも健康な土、しいてはその土が育む農作物、そしてそれをいただくことで「いのち」の営みがあるということです。

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 今、見失われた「食べ物」のことや「いのち」のことや「土」のことがいっぱい述べられていました。
 今日の食物観、農業観、そして生命観の見直しが求められているのです。

丹波市市島町 にて
(2002.3.7 撮影)


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