季節の写真館 Vol,40
2002年2月18日

季節の芽吹きと「味噌蔵」訪ねて

 今年の冬は暖冬とはいえ、季節はまだ2月。本格的な春の訪れはもう少し先です。でも、野には春の芽吹きがありました。

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 紅梅、白梅が例年より早く開花し、野にはフキノトウがこんなに大きくなっていました。
 農園の椎茸も原木からこんなにたくましく顔を出しています。
 「冬来りなば、春遠からじ」の今日この頃です。

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 今日は、味噌(みそ)の老舗、蔵元 吉田屋を訪ねてみました。

HPは、吉田屋味噌漬物株式会社(←ここをクリック)

 「奥丹波」の蔵元:山名酒造と同じように、蔵の中には大きな大きな樽があり、味噌蔵に漂う雰囲気、情景に110年の時の流れを感じます。
 「耳を澄ませば、時の流れが聞こえる。蔵には、物語がある。
 蔵人の汗、厳しい日、そして喜びの顔。歴史と伝統が息づく、入魂の技。
 蔵は、真剣勝負の場。」 そんな蔵の風情でした。

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 作業は手作業。
 ここの蔵では、2〜3月は米麹の味噌、3〜5月は豆麹の味噌を仕込み、2種類のブレンドし、1年以上寝かせて仕上げられます。
 厳しい冬と、自家醸造された豆麹を主体とした熟醸期間の長さが独特の風味の味噌に仕上げます。

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 蔵元:吉田屋の味はいろいろあります。

 丹波味噌をはじめ、丹波漬の漬物、お醤油、ポン酢、めんつゆなど
実にバラエティー。

 「酒蔵」と「味噌蔵」、作るものは違っても、いずれも「農」の分野であり、風土や丹精込めた蔵人の技が創り出していることは同じです。
 丹波:市島町の代表的な味です。
 

 さて、今、農園構想の都市支援者の協力もいただきながら、「いちじまショピングモール」の企画を検討しています。
 「丹波いちじまふぁーむの農産物や、今回取り上げましたお味噌、お醤油も、その他にもみんなモールに寄っといで」と呼びかける中で少しずつでも、丹波:市島町の味を取り上げていければと思います。

 すでに取り上げました農園のビニールハウスやレンガハウスなどを活用して「農」活動に取り組もうというムラの女性のグループができつつあります。
 また、近々、知人が丹波いちじまふぁーむの案内看板を書いてくれるようです。

 みんな大切な「農」仲間です。


 今、「農」を見つめ直すことが本当に大切な時代です。

 できることから少しずつでも前向きに進めて行ければと思うのです。

丹波市市島町 にて
(2002.2.18 撮影)


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