季節の写真館 Vol,35
2001年12月12日

今年も山名酒造の酒蔵を訪ねました

02031079.jpg (9935 バイト)

 師走も中旬に入り、寒い日が続きます。

 暖かいものが恋しい季節になりました。

 今年も、暖かさを求めて山名酒造の酒蔵を訪ねました。

 酒蔵の朝は湯気の中から始まります。

 大きな釜でお米が蒸されます。

 いくら機械万能の世の中になっても、手づくりには機械化、合理化にない味があります。

 すべて、昔ながらの手づくりへのこだわりがこの蔵の酒造です。

 酒づくりの唄が聞こえてきそうな酒蔵の情景でした。

02031089.jpg (19483 バイト)

02031087.jpg (17284 バイト)

 蒸し上がったお米に麹菌が万遍なくかけられます。

 何でもないように見えるこの作業が、実は最も酒づくりの行程で重要な作業で、酒米、水とともに、お酒の出来を左右するとのことです。

 杜氏の高橋昭夫さんをご紹介したいと思います。
 岩手県からこの時期、この蔵に来ておられ、酒造の経歴では、ヨーロッパで開催の世界食品コンクール・モンドセレクションにて吟醸酒で金メダル、純米吟醸酒で金メダル受賞。

 また、全国発売の月刊誌「特選街」主催の全国日本酒コンテストにて純米酒で日本一、純米吟醸酒で日本一の栄光に輝いた杜氏です。

 「みんなが元気になり幸になるようなおいしいお酒づくり」が目標とのことです。

02031082.jpg (16098 バイト)

02031088.jpg (16221 バイト)

 この杜氏が精魂込めて仕込まれ、醸造中の純米吟醸酒「奥丹波」の桶で、年末の搾りが待たれます。
 丹波いちじまふぁーむの「奥丹波」と同様、お米の生産者の自前ブランドのお酒です。

 自ら栽培した酒米で、自前ブランドのお酒が味わえるのは生産者冥利に尽きます。

 ラベルに生産者の心意気が書かれてありました。
 「有機米の輝き、土の温もり、人のやさしさ、旨(うま)きもの心を酔わす」

 実に味わいのある言葉です。

02061091.jpg (23468 バイト)

89220185.jpg (24929 バイト)

93140507.jpg (32657 バイト)

 田植えから刈り取り、そして、豊かな実りが、おいしいお酒へと結実していきます。

02061090.jpg (39046 バイト)

 今日は、農園の一角でビニールハウスの組み立て作業をしました。

 いずれ、いろいろな農産物が農園の食材として味わえ、「農」の楽しさも味わえればと思います。

丹波市市島町 山名酒造 にて
(2001.12.12撮影)


季節の写真館 の バックナンバー は ここをクリック!!