季節の写真館 Vol,35
2001年12月12日
今年も山名酒造の酒蔵を訪ねました |
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師走も中旬に入り、寒い日が続きます。 暖かいものが恋しい季節になりました。 今年も、暖かさを求めて山名酒造の酒蔵を訪ねました。 酒蔵の朝は湯気の中から始まります。 大きな釜でお米が蒸されます。 |
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いくら機械万能の世の中になっても、手づくりには機械化、合理化にない味があります。 すべて、昔ながらの手づくりへのこだわりがこの蔵の酒造です。 酒づくりの唄が聞こえてきそうな酒蔵の情景でした。 |
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蒸し上がったお米に麹菌が万遍なくかけられます。 何でもないように見えるこの作業が、実は最も酒づくりの行程で重要な作業で、酒米、水とともに、お酒の出来を左右するとのことです。 |
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杜氏の高橋昭夫さんをご紹介したいと思います。 岩手県からこの時期、この蔵に来ておられ、酒造の経歴では、ヨーロッパで開催の世界食品コンクール・モンドセレクションにて吟醸酒で金メダル、純米吟醸酒で金メダル受賞。 また、全国発売の月刊誌「特選街」主催の全国日本酒コンテストにて純米酒で日本一、純米吟醸酒で日本一の栄光に輝いた杜氏です。 「みんなが元気になり幸になるようなおいしいお酒づくり」が目標とのことです。 |
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この杜氏が精魂込めて仕込まれ、醸造中の純米吟醸酒「奥丹波」の桶で、年末の搾りが待たれます。 | |
丹波いちじまふぁーむの「奥丹波」と同様、お米の生産者の自前ブランドのお酒です。 自ら栽培した酒米で、自前ブランドのお酒が味わえるのは生産者冥利に尽きます。 ラベルに生産者の心意気が書かれてありました。 実に味わいのある言葉です。 |
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田植えから刈り取り、そして、豊かな実りが、おいしいお酒へと結実していきます。 |
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今日は、農園の一角でビニールハウスの組み立て作業をしました。 いずれ、いろいろな農産物が農園の食材として味わえ、「農」の楽しさも味わえればと思います。 |
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丹波市市島町 山名酒造 にて |