季節の写真館 Vol,25
2001年6月17日

奥丹波・いちじまで初夏の探索をしました

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 今、奥丹波の農園は深まりゆく木々の緑と水田の緑に空の青、晴天の日は初夏の陽気が続きますが、農園のクリも花盛りです。
 決してきれいな花ではありませんが、何とも言えない独特のニオイがこの時期の季節感、クリの産地の土地感を漂わせます。
 今日は突然の「今から行っていいですか。子供が農園に行きたがって」と神戸のKさんからの昼間の電話。
 1時間余で来られる奥丹波も近くになったものです。
 Kさん一家とこの時期の農産物の観察と「いちじまウォチィング」に出かけてみました。
 「ワァ〜、なってる、なってる。こんなに大きく!」。
 ぶどう園のぶどうが本当に大きくなってきました。
 手間が大変かかっている分、希望も日々大きく膨らんでいくようです。

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 夏の椎茸も発生していました。
 肥料も農薬も一切関係なく、この様に木の養分だけで育つ原木(げんぼく)の椎茸は、味も食べ応えもすべてKさんの大のお気に入りなのです。
 少し収穫には早いのですが、ジャガイモ掘りをしてみました。
 「本当にあるのかな」とコテで土を掘ったり、芋の茎を持ち上げると、土の中からゴロゴロと出てきました。
 今掘ったばかりで、しかも土つき。
 新鮮さがご馳走で、今晩の食事が楽しみです。

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 町内にも合鴨で米づくりに取り組む農家があります。
 鴨が水田を掛け回る様子やオタマジャクシやアメーバ―も観察できました。
 環境に優しい水田でビオトークが体験できました。
 いちじまにも静かな観光地があります。
 青々と水を貯める大杉ダムのほとりにある大杉オートキャンプ場。
 周囲の山々に囲まれて静かな池面に釣り糸を垂れる姿もありました。
 オートキャンプに必要な設備は整っており、これからシーズンを迎えます。

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 町の総合運動公園「スポーツピアいちじま」。
 各種の運動ができるほか、広い広い芝生でゆっくりとした時間を過ごすのもいいと思います。
 運動公園のすぐ近くに石像寺というお寺があります。
 京都に石庭の有名なお寺がありますが、ここのお寺も境内は砂の波に四体の動物が石で表現されています。
 手前の石は亀を表わしています。
 このお寺も隠れた名所ですが、静寂さが魅力です。

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 農園での食事。
 昼間はKさん一家と夜は地元の同世代の仲間と食事をしましたが、都会の人も農村の人も「ゆっくりとした農の味わい」と併せ、こういった時の過ごし方に心の充足を味わった農園でのひとときでした。

丹波いちじまふぁーむ 近辺にて
(2001.6.17撮影)


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