季節の写真館 Vol,21
2001年4月27日

春の色彩満開!

 桜も若葉の葉桜になり、野山は新緑で眩い季節となってきました。
 この時期、新緑の緑だけではありません。
 奥丹波の農園は、今、赤や黄、ピンク、白、緑といろいろな色彩に包まれています。
 澄みきった青空、水田には陽光が眩しく輝きます。
 この時期の野花を農園のあちらこちらで見つけました。
 ご覧下さい。

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 周囲の新緑にベニ色がひときわ鮮やかになってきました。
 ベニカナメの農園の垣が遠くからでも目につきます。
 冬の雪景色の農園風景もお届けしましたが、一転、この時期の農園はとにかく色彩豊かなのです。

 ベニカナメの向こうは、ぶどうや椎茸などの農園が広がります。
 ぶどう園の中に入って見ました。
 つい先日、今にも開花しそうなつぼみをご覧いただきましたが、もう葉が出て、こんなにも大きくなりました。
 今は小さいぶどうの房もこれから大きく大きくなっていきます。

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 ぶどうから地面に目をやると今、いっぱい咲いているのが黄色のタンポポ。
 この時期の代表的な野花です。

 ヨモギの群生も目につきました。
 ヨモギは青汁で飲んでも薬効があるようですが、このヨモギを摘んで、草もちにしたいと思います。
 今は、家で草もちや柏餅をつくることもほとんどありませんが、以前は、芽吹いた柏の葉やヨモギを使ってお餅を作ることが一般的でした。

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 農園の川土手には菜の花が咲いていました。
 この植物から作られるのがなたね油ですが、菜の花には蝶々が飛び交う姿が似合います。
 6月にはホタルが舞いますが、菜の花の箒(ほうき)でホタルを取ったのも思い出のひとつです。

 農園にはツツジとサツキを数多く植えていますが、赤や白のツツジが鮮やかに咲きそろってきました。
 「鴨庄っ子の森」周辺にも自生の赤や紫の淡い色のツツジが目を引きます。

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 農園の近くの圃場のレンゲです。
 農家が牛を飼っていた時は、その飼料としてあちらこちらで作られていましたが、今は、お米が自由に作れないので、転作作物として仕方なく作られているというのが実情です。
 でも、あたり一面、レンゲ畑というのも景観にはいいと思うのですが、いかがでしょうか。

 このたびは、農園の色彩をお届けいたしました。
 普段は、何気なく見ているごくありふれた光景でも、注意深く見ると、新たな発見があるかも知れません。
 何もこれといった派手なものはなくても、都市の人たちにも「こんな自然もいいな」と少しでも感じていただければ嬉しいのですが・・・。 

丹波いちじまふぁーむ 近辺にて
(2001.4.27撮影)


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