春の色彩満開!
桜も若葉の葉桜になり、野山は新緑で眩い季節となってきました。
この時期、新緑の緑だけではありません。
奥丹波の農園は、今、赤や黄、ピンク、白、緑といろいろな色彩に包まれています。
澄みきった青空、水田には陽光が眩しく輝きます。
この時期の野花を農園のあちらこちらで見つけました。
ご覧下さい。 |
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周囲の新緑にベニ色がひときわ鮮やかになってきました。
ベニカナメの農園の垣が遠くからでも目につきます。
冬の雪景色の農園風景もお届けしましたが、一転、この時期の農園はとにかく色彩豊かなのです。 |
ベニカナメの向こうは、ぶどうや椎茸などの農園が広がります。
ぶどう園の中に入って見ました。
つい先日、今にも開花しそうなつぼみをご覧いただきましたが、もう葉が出て、こんなにも大きくなりました。
今は小さいぶどうの房もこれから大きく大きくなっていきます。 |
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ぶどうから地面に目をやると今、いっぱい咲いているのが黄色のタンポポ。
この時期の代表的な野花です。 |
ヨモギの群生も目につきました。
ヨモギは青汁で飲んでも薬効があるようですが、このヨモギを摘んで、草もちにしたいと思います。
今は、家で草もちや柏餅をつくることもほとんどありませんが、以前は、芽吹いた柏の葉やヨモギを使ってお餅を作ることが一般的でした。 |
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農園の川土手には菜の花が咲いていました。
この植物から作られるのがなたね油ですが、菜の花には蝶々が飛び交う姿が似合います。
6月にはホタルが舞いますが、菜の花の箒(ほうき)でホタルを取ったのも思い出のひとつです。 |
農園にはツツジとサツキを数多く植えていますが、赤や白のツツジが鮮やかに咲きそろってきました。
「鴨庄っ子の森」周辺にも自生の赤や紫の淡い色のツツジが目を引きます。 |
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農園の近くの圃場のレンゲです。
農家が牛を飼っていた時は、その飼料としてあちらこちらで作られていましたが、今は、お米が自由に作れないので、転作作物として仕方なく作られているというのが実情です。
でも、あたり一面、レンゲ畑というのも景観にはいいと思うのですが、いかがでしょうか。 |
このたびは、農園の色彩をお届けいたしました。
普段は、何気なく見ているごくありふれた光景でも、注意深く見ると、新たな発見があるかも知れません。
何もこれといった派手なものはなくても、都市の人たちにも「こんな自然もいいな」と少しでも感じていただければ嬉しいのですが・・・。
丹波いちじまふぁーむ 近辺にて
(2001.4.27撮影) |