季節の写真館 Vol,160
2013年4月4日

桜満開、野に草花いっぱいの季節を迎え!
4月・お米づくりの準備が進んでいきます

 4月に入り、三寒四温でまだ気温が低い日もありますが、好天の時はポカポカの春の陽気となり、桜が満開となりました。

 陽気と桜に誘われて、花見もあちらこちらで見られます。

 あまりに見事に開花した桜を写真に収めました。
 花弁の中から春が醸し出されてくるようです。

 今週から来週にかけては、幼・保育園、小学校、中学校の入学式があり、桜とともに新学期のスタートです。


 野にもいっぱいこの時期の草花が見られます。

 つくしやタンポポがあたり一面に顔を出しています。


 春先のフキノトウの名残ですが、フキノトウの後には、これから春の代表的な山菜のヤマブキの生える時期となります。


 昨年、ムラの神池寺(じんちじ)というお寺のある妙高山中で、谷川に沿って丹波地域では最も広く分布した自生のクリンソウの群生が見つかりました。

 クリンソウは、県ではレッドデータブックBランクに指定されている絶滅が危惧される貴重な植物です。
 開花は5〜6月で、高さ30〜50センチほどの花茎を出し、ピンク色のかわいい花を車輪状に数段つけます。
 クリンソウの名前の由来はここからきています。

 せっかくの貴重な花を見に来られる方のために、湿地のところを歩きやすくするなど環境整備を地元のボランティアで行いました。

 写真のクリンソウは昨年の開花の様子ですが、見に来られた方の可憐な美しさを堪能していただければと思います。 


 丹波いちじまふぁーむ がある鴨庄地域で国蝶・オオムラサキを飼育して、この地域でオオムラサキが舞う里山空間をつくろうという計画があります。

 なぜ、オオムラサキをと言えば
 ● オオムラサキは準絶滅危惧種である。
 ● 丹波地域に生息する。
 ● 里山にふさわしい生き物である。
 ● 国蝶・オオムラサキはステータス性が高い。
 などの点からです。

 4月13日に、「国蝶・オオムラサキを育む会」ができ、その総会が行われます。


 この時期の四季の箱庭農園をご覧下さい。
 4月の陽光を受けて圃場に輝きが感じられます。
 いろいろな作物で賑やかになってきました。

 それと、今回はこの広い圃場をたった1人で栽培管理している89歳のおばあちゃんに登場していただきました。

 1年を通じて何かの作物が植えられています。
 そして、1年を通じて病気知らずの元気な高齢者です。
 「農」は元気の秘訣でもあるようです。


 タマネギが日ごと大きく、たくましくなってきました。

 5月に収穫します。

 また、ジャガイモが土の中で大きくなっていく時期です。


 ムラにある神池です。
 今は満杯の水を蓄え、これから水田の準備が始まり、水稲生育に欠かせない水を補給していきます。

 縦横に水路が走り、奥丹波の清い水が田畑に行き渡ります。
 4月に入り、田に水が張られ、これから今年のお米づくりが始まっていくのです。

丹波市市島町鴨庄 より
(2013.4.4)


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〒669-4312 兵庫県丹波市市島町北奥160
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