季節の写真館 Vol,153
2012年5月15日

百花繚乱! 5月、季節の花が咲き乱れ、作物はどんどん大きくの今日この頃です

 5月の空は青く、薫風が爽やかな季節です。
 5月は花の季節で野のあちらこちらにいろいろな野花が咲き誇ります。
 そして、お花畑に最も合う花がレンゲ畑ではないでしょうか。
 レンゲは春の季語で、かつて水田に緑肥として栽培され、かつては春の風物詩でしたが、現在でもところどころで散見されます。


 こんな5月日和のもとで、近くの丹波市春日町の野上野では今年も盛会に「レンゲまつり」が開催されました。

 直接花の咲いている田に入れるので、多くの人がレンゲのお花畑での花見の席がもたれていました。


 丹波の古刹、天台宗・五大山白毫寺(びゃくごうじ)です。

 この寺の境内には、人間の世界と仏の世界を結ぶといわれる太鼓橋が架かります。

 橋が架かる池は「心」を表わし、心字池には数百尾の鯉が群れます。
 4月の桜に始まり、ふじ、、セッコク、睡蓮、ハスと四季の草花が楽しめます。


 

 

 今年は春先からの寒さで開花が遅れましたが、九尺ふじが見事に開花しました(5月13日)。

 巨大な紫のベールとなって人々を包みます。
 この頃から6月にかけては紫の花が雨とともに似合ってきますが、ふじがその走りのようです。

 夜ライトアップされたふじも幻想的です(白毫寺HPより)。


 花まつりの行事がムラでありました。

 花まつりはお釈迦様の誕生を祝う行事で、4月8日が全国各地で花まつりの日ですが、当地は、5月に行われます。

 5月の晴天の下で、着飾ざった稚児の行列が近くのお寺まで続きます。


 新緑の眩い季節です。
 新緑の丹波路を駆ける「第25回丹波市三ツ塚マラソン大会」が13日に開かれました。
 幼児から89歳までの2600人余が県内外から集まり、3〜10Kmのコースを力走しました。

 全国からのランナーを迎えたのは、丹波の新緑の自然、町内でボランティアで育て、沿道を飾ったパンジーのプランターでした。
 このマラソンは市民手づくりのマラソンです。


 丹波は、連休の頃から田植えが始まります。
 4月に入り、田耕きなどの稲作の準備を進め、田植えが始まると稲作のスタートです。

 丹波いちじまふぁーむは、5月10日にコシヒカリの田植えを行い、5月25日頃に酒米の山田錦、もち米の羽二重の田植えを行います。


 植えた直後はこんなに細い苗です。

 でも、イネの苗は強くて、1本の苗でもどんどん分けつし、逞しく成長するのです。
 文字通りイネは「いのちの根」なのです。

 最近、5月に入ってからも気温が低かったり少し異常な気象が続いたりしますが、無事に収穫できますように願っています。


 いつものようにこの時期の四季の箱庭農園の様子をご覧下さい。

 この時期の農園は、日の出が早く、また、日の入りは遅く、とても季節の明るさがあります。


 冬を越えて育ってきた玉ねぎが大きく、逞しく育ちました。

 植えたときは、本当に細い苗で、立てないので土壌に並べるように植えるのですが、今は立派に立ち、収穫も間近になりました。


 ジャガイモも花が咲き、地中でこれからどんどん大きくなります。

 6月中旬から下旬が収穫時期ですが、大きいのやら小さいのやら、形もまちまち。

 早くこんなジャガイモの収穫が待たれます。


 サヤインゲンが食べ頃です。

 サヤインゲンは、塩茹でにして和え物やおひたしにするか、あるいはバター炒めにするなどで美味しく食べられます。


 今年は季節の変動で、梅は4月の初めまで咲いていて、またこの時期に桜と重なりました。

 その梅も、花から実へと大変多くの実をつけました。

 梅干や梅酒に用いられ、梅の持つクエン酸は疲労回復に有効です。


 農園のぶどう園のぶどうも、この時期には葉が大きくなり、ぶどうのつぼみも見られます。

 大変、樹勢が旺盛で日に日に大きく成長します。


 写真は、この写真館で取り上げました丹波市の定住促進策で、5月にムラの古民家に大阪から4家族で移住されるTさんで、丹波いちじまふぁーむの農園にも係わっていただきます。

 この日は、農園内に奥丹波の水源を求めて「井戸掘り」を行いました。
 彼が手で持っている2本の棒が地下に水源がある地点では不思議と開くということです。
 科学的な根拠はよくわかりませんが、水源の下に来ると180度ぐらいに開き、水源を探します。
 この方法はプロの方も採られている方法だそうです。
 農園内をあちらこちら探しましたが180度に開いたたった1箇所で試掘をしました。

 この日は、5メートルの深さで鉄の管を打ち込みましたが、もう少し深く掘ることになりました。


 手押しポンプを据え付けましたが、次回さらに2メートルぐらい打ち込みたいと思います。

 奥丹波の地下水が出てくることを期待しています。


 農園の来園者は、小学校の「鴨庄っ子の森」の看板に魅入ります。

 これから時間をかけて森の整備も進め、作物の圃場も森も活きづくそんな丹波いちじまふぁーむの農園を作っていきたいと考えています。

丹波市市島町鴨庄 より
(2012.5.15)


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