季節の写真館 Vol,149
2011年11月16日

里の秋! 季節は晩秋、木の葉が色づく奥丹波の今日この頃です

 「♪秋の夕日に 照る山もみじ 濃いも薄いも 数ある中に
  松を彩る 楓(かえで)や蔦(つた)は山のふもとの裾模様」

 かつて、こんな唱歌がありました。
 季節は晩秋、木の葉が色づく奥丹波の今日この頃です。
 もみじを紅葉と表示するように、この時期を彩るのがもみじの紅葉です。

 前回このHPでも紹介しましたように、丹波市はもみじの名勝がいろいろあります。
 神池寺、円通寺、高源寺などはその名前が広く知られ、毎年多くの人の訪れがあります。

 写真は円通寺の紅葉です。
 紅葉の時期は来週あたりまで続きますが、今年は、気候の影響で市内どこの名勝もあまりきれいな紅葉にはなっていませんが、この時期の風情は十分楽しめます。

 そういえば、今年はコスモスの開花が思わしくなく、コスモスまつりが中止になったり、丹波黒大豆の出来が良くなかったりで、気候の影響が作物に大きく出た年でした。


 10月から11月にかけては、農業祭も各地で目白押しでした。

 市内全域の農業フェアから旧町単位のお祭り、また、ムラでもこういった農業祭が行われました。

 春から夏へ、そして秋にかけて植えつけた作物がこの時期に大きな恵みとなって収穫されます。
 野菜・果物とあわせて、地場の農産物から様々な特産品も生まれました。
 サトイモから作られた「焼酎」も新たな産物として登場しました。

 こうした地場の「農と食」が多くの人の心を惹き寄せるのです。


 農業のお祭りは、生産者にとって「こんな立派な農産物が出来ました!」ってちょっぴり自慢し、誇らしい気持ちをみんなに見てもらう場でもあるようでした。

 この立派なサトイモをご覧下さい!
 サトイモは親株があって、その周りに多くの子イモがつきます。
 子たくさんの縁起で、お正月のお節料理にも使われます。

 品評会で賞を受けられた最高の出来栄えのサトイモでした。


 「丹波大納言」の称号のある小豆です。
 今、丹波市が地域特産の農産物振興で最も力を入れている作物の一つです。
 格調高いところでは、丹波大納言小豆は、京都の和菓子に使われ、人のおもてなしに用いられます。

 農家の庭先では、黒大豆の黒、小豆の赤が並び、日に干される様子が見られる時期です。

 ※丹波黒大豆は、希望者にお分けいたします。
 1Kgで2,000〜2,300円(税込)
 同一のお届け先は数量に関わりなく統一で500円です。

 ご希望はご住所、お名前、電話、数量を明記してご連絡下さい。

 農事組合法人 丹波いちじまふぁーむ
 〒669-4312 兵庫県丹波市市島町北奥160
 TEL:0795−85−0448 FAX:0795−85−0876
 e-mail:info@okutanba.jp


 丹波くりも伝統ある丹波の農産物です。

 丹波といえば、くりと言われるぐらい地域の名産です。

 このくりも、農産物振興で力が入れられている作物です。


 農業はアグリカルチャーと言い、文化(カルチャー)ですが、秋のお祭りは農業祭であるとともに、文化祭でもあるのです。

 絵画、写真、書の展示、盆栽など人それぞれが持つ技の展示の場でした。


 いつものように、この時期の四季の箱庭農園をご覧下さい。
 この日も87歳のおばあさんの農業にいとしむ姿がありました。

 丹波黒大豆の葉がすっかり落ちて、枝にはサヤだけが下がっています。
 10月中は枝豆として出され、今は、黒豆として畑で乾燥させ、11月下旬〜12月に収穫されます。
 11月中までに市場に出回る黒豆は、全て昨年産の豆で、本年の新豆は12月に入らないと黒豆にはなりません。


 今この畑で一番元気に育っているのが、丹波ネギ、大根の冬野菜です。
 物凄く元気に育っており、ブキブキ感があります。

 これから寒い時期を迎え、年末から新年お鍋の素材として物凄く存在感があります。


 あちらこちらに「古民家劇場」という看板が立ちました。
 ムラの人たちからは、「何か劇場があるの」って声もありましたが、なんと、丹波市(行政)が立てた看板です。

 こんな説明がありました。「丹波の古民家を舞台に、あなたの挑戦(ドラマ)を応援します!

 古民家活用型定住促進事業で、命名は「古民家劇場」。
 地域に溶け込み、地域を元気にしてくれる移住者を応援します。
 移住者のみならず、古民家を活用した活動も大歓迎」とありました。


 古民家劇場の舞台です。
 この古民家は築70年以上経った家ですが、風情があります。

 当日はこの古民家を舞台に、「古民家活用、ここがコツ!」というテーマで座談会が開催され(11月13日)、大阪や神戸からも参加者がありました。
 座談会には、そば屋のオーナーや新規就農者希望者、田舎暮らしの先輩、地域の人が参加して実体験を交えた話し合いがありました。

  古民家劇場を舞台にあなたの移住後の夢を実験してみませんか?
 ふるさと丹波市定住促進会議では、古民家を活用して、ワンデイカフェ、ギャラリー、ワークショップなどあなたの特技を活かして地域の人たちとの交流イベントを行っていただける方の挑戦者を募集されています。

 この古民家では、引き続き、次回の「古民家劇場」を、12月4日(日)に予定しています。
 午後に座談会を計画されており、テーマは「農業で自立」ということです。
 参加いただける機会があれば大歓迎です。

 問い合わせ先 丹波市役所 電話 0795−82−2272まで。


 ムラの大銀杏が色づいてきました。

 赤く染まっていく紅葉、そして黄色く色づいていく銀杏。

 それぞれの色彩がこの時期の風情です。

 やがて、季節は晩秋から初冬へと移り変わっていくのです。


丹波市市島町鴨庄 より
(2011.11.16)


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