季節の写真館 Vol,140
2010年11月30日

季節は、晩秋から初冬へ!
静かに静かに季節が移り変わっていきます

 

 季節は11月から12月へ・・・・・。
 奥丹波の風情は、晩秋から初冬の情景に変わろうとしています。
 晩秋の名残を惜しむかのように、もみじが真っ赤に咲き誇り、また多くのもみじが散り、境内一面をじゅうたんのように敷き詰めていました。

 そんな様子を丹波市氷上町のもみじの名勝「円通寺」に訪ねてみました。

 去りゆく季節には名残が残ります。
 晩秋最後の紅葉を求めて多くの人出がありました。

 円通寺は、「南北朝時代(1382年)に、足利将軍が時の天皇の勅命により創建された名刹」とあり、長い歴史の重みと深まりゆく静寂の季節に包まれていました。


 今、周囲の山も色づき、陽に映えています。
 そして、色づきは赤だけでなく、黄色の色づきも目を惹きます。

 ムラの大銀杏がすっかり色づき、晩秋から初冬を告げる季節の風に、木の葉が舞い散る様子はこの時期のムラの風情です。


 初秋の頃から取り上げてきた柿も今はほとんど落ち、あとわずかになりました。

 最後の一つが落ちたときは冬の到来です。

 また、柿に代わって、今、ミカンがこれからが出番とばかりに多くの実をつけています。
 寒い季節に入り、色彩が乏しくなった時期のだいだい色には温かさがあります。


 晩秋の深まりの中で、今日はムラの公民館が「芸術文化館」になりました。

 春〜夏、そして秋にかけての農作業の忙しさも一段落し、今は、静寂の季節です。
 人にはそれぞれの特技があります。
 ムラの文化祭は、編み物、彫刻、絵画、書・・・など、村人の隠れた才の発見の場でした。
 「あの人、こんな特技があったの・・・器用ね!」なんて声が聞かれます。
 いつもの箱庭農園で年中農産物を精魂込めて栽培している86歳のおばあさんの作品も並んでいました。


 いくつかの作品を紹介します。

 まず、この柔和な表情の観音様!

 これもムラの素人の方が作られた作品です。


 色鮮やかなバラの花が86歳のおばあさんの作品です。

 この年齢で、このような色の人生なのでしょうね!

 お正月を前にして、しめ飾りの作品もありましたが、これも80歳を超えられた方の作品で、これからお正月にかけて、多くの家庭用のしめ飾りが作られます。

 小物入れやバッグの作品も実用的でした。


 山に入れば落ちている朽ちた古木も、立派な作品に変わりました。

 まさに「枯れ木に花が咲く」と言うのを表わした作品でした。


 いつものように、この時期の「箱庭農園」にご案内します。

 晩秋から初冬にかけての雰囲気が漂っています。

 陽の日差しも幻想的で、枯れた草木を片付ける野焼きの煙が、一層この時期の季節感を醸し出していました。

 それぞれの農作物ををご覧下さい。


 青々とした茂っていた葉もすっかりと落ち、枯れたような枝には黒大豆がついていました。

 12月半ばに収穫されます。

 今年は夏の猛暑で黒大豆は不作でしたが、何とか実になった豆は、やがてお正月のおせちの黒豆となります。


 キャベツ、白菜、大根もいま元気に育っており、これから寒い時期の鍋物などは欠かせません。

 キャベツ、白菜はこれからの寒さで一層身を引き締め、葉を丸く巻いていくのです。


  寒い時期には何と言っても鍋物。
 そして、これから、年末からお正月にかけてはお酒のシーズンです。
 鴨庄というこの地域では、今年も100人の生産者のお米を集めて一つのお酒に作り上げた「百人一酒」や恒例の純米吟醸酒「奥丹波」がまもなく絞り上がります。

 また、年末の「杵つき餅」づくりも恒例の行事です。
 「奥丹波」の酒米が「山田錦」という酒米の最高峰であるように、「杵つき餅」の餅米も「羽二重(はぶたえ)」という最も美味しいとされる餅米です。

 奥丹波は、1本3,700円(税込、全国均一送料700円)
 お酒は暮れに酒蔵(丹波市島:山名酒造)直送となります。

 お餅は1袋15個入り800円(税込、送料は何袋でも全国均一700円)です。

 数量限定の為、品切れの際はご容赦下さい。

 お支払いは、商品と一緒に郵便振替用紙を同封致します。
 注文される方とお届け先が異なる場合は、注文された方に郵便振替用紙を郵送致します。

ご希望の方は、
●ご希望の商品名・数量

●注文される方の、お名前・ご住所・お電話番号

●お届け先が注文される方と異なる場合は、お届け先のお名前・ご住所・お電話番号

以上の内容をメール・FAX・お電話等で下記のアドレスまでご連絡下さい。

 丹波いちじまふぁーむ 荻野拓司(おぎの ひろし)
 〒669-4312 兵庫県 丹波市 市島町 北奥160
 TEL:0795−85−0448  FAX:0795−85−0876
 info@okutanba.jp 


丹波市市島町鴨庄 より
(2010.11.30)


季節の写真館 の バックナンバー は ここをクリック!!


自然の中での安らぎ<<HOLIDAY IN NATURE>>と食」の安全性を現場で実践する・・・・
農事組合法人 丹波いちじまふぁーむ
〒669-4312 兵庫県丹波市市島町北奥160
TEL:0795−85−0448 FAX:0795−85−0876
e-mail:info@okutanba.jp