季節の写真館 Vol,14
2001年1月28日

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 農園に一台のキャンピングカーが入ってきました。
 この農園にはすっかりお馴染みの神戸のKさんです。

 「ワァー、雪が残ってますねェ。雪の農園もいいですね。子どもも来たがったのですが・・」と大きな大きな車で一人来ていただきました。

 今日は、主役の伊丹のKさん兄弟など5人がこの丹波いちじまふぁーむの赤レンガの建物に集まりました。
 みんな心が弾んでいます。そう、みんな夢追人で、今日は「夢」を語りにきたのです。

 早速、テーブルに出来上がったばかりの図面を広げました。この図面は、ログハウスの設計図で、都市の方の奥丹波での「安らぎ」、「憩い」そして活動の拠点、また、地域の人とも交流していこうという建物です。

 「お風呂はここにしよう」、「囲炉裏の広さはこのぐらいで」、「材料は、出来るだけ地元のものを使いたい」など

 いろいろな意見が次から次に出ました。前向きな思いでしゃべっているので、本当に楽しい、楽しい!

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 この場所が、ログハウスの建設場所です。

 春には桜が咲き、秋には栗が実ります。
 夏の夕方は真っ赤な夕日を浴びながら、お風呂なんていうのもいいと思います。

 その後で、旬をいただくのは最高の贅沢ではないでしょうか。

 建物の設計図の一部と開設した通帳です。
 口座は、「丹波いちじまふぁーむ夢ファンド」。みんなが、知恵と労力を出し合い、できるだけ地元の材料を活用すれば、コストもグ〜ンと下がります。

 農園の赤レンガの建物も全て手づくりですが、手づくりが楽しいのです。

 具体的な段取りは2,3月に煮詰め、できれば4月ごろから取り掛かる予定です。

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クリックすると図面が拡大されます。

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クリックすると図が拡大されます

 何年か前に、私が書いた丹波いちじまふぁーむの構想図です。

 果樹園があり、椎茸園があり、赤レンガの建物があり、ログハウスがあり、子どもの森がありといったイメージで農園を描いてみましたが、少しずつ、私が思う「農」活動の拠点が出来上がっていくようです。

 今、農業の情勢も極めて厳しいし、農村も過疎・高齢化の問題をはじめ、多くの課題に直面しています。
 農業や農村の衰退、崩壊は、単に農村の問題にとどまらず、都市にも影響する大きな問題です。
 農業の楽しさって何でしょう。農産物の栽培を基本に、加工ができたり、味わう場があったり、販売についてもお客さんと顔の見えるつながりがあったり、宿泊の場があったり、農村の風土、風習、季節などの情景やメッセージもお届けできたり・・・。
 農業の視野が広がれば楽しいし、今、農業に求められている大切なことだと思います。
 こんな「農」への思いが少しずつでも具体化すればと思っています。
 あなたは、ご協力いただけますか。

2001.1.28 農園の赤レンガハウスにて「夢を語りに・・・ログハウス建設」


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