季節の写真館 Vol,137
2010年8月14日

炎天下の奥丹波の農道に今年も50体の案山子が!

 暑い夏が続きます。

 全国の皆さん、このHPをご覧いただいている皆さんのご健勝をお祈りいたします。


 今年も、丹波市市島町・鴨庄に「案山子」の夏がやってきました。

 今年で十数回を数えますが、今ではすっかりこの地の夏の風物詩になりました。

 丹波の山あいの集落に並んだ50対の案山子、どの作品にも製作した人たちの思いが込められています。

 「もっとよい世の中にしてほしい。政治はどうなっているのか」とか「「自然の大切さをもっと理解しよう」、「大相撲、はだかで出直せ!」といったユニークな中に健全な風刺精神で世情をチクリという作品も・・・。

 作品は、それぞれの集落、学校、職場、また、今年はJAのアグリ教室の子供たちも参加し、作るところから並べるところもみんなの協働で行われました。

 案山子の掲示は8月28日まで。
 丹波市観光協会のHPでもどうぞ。

 では、作品の一部ですがご紹介いたします。


 今年のブームは何と言っても「龍馬伝」。
 問題山積の世の中で「今一度、日本を洗濯いたしたく候」という龍馬の言葉にあやかって全国から熱い視線が注がれています。

 2体の作品を取り上げましたが、他にもいろいろな龍馬が登場しました。
 作品は本物の龍馬を彷彿させる出来栄えでした。
 もう一体は「さカモと りょうま」。
 アイガモでお米を作っている近くの福祉施設の作品で、鴨をお供にしたとてもユニークな表情の龍馬登場でした。


 こちらもテレビで好評の「ゲゲゲの鬼太郎と女房」の登場です。
 妖怪「鬼太郎」クンにも女房がいることが全国に知れました。

 「貧乏でも笑って暮らしちょるよ」とは何と庶民的?なのでしょうか。
 鬼太郎クンのおウチも公開しました。

 他に「一つ目の目玉オヤジ」の作品もあって、「大きな目で世の中広く見よう!」のコメントがありました。


 「どすこい! 悲しき47連勝!」とありました。

 相撲界の不祥事が世間を騒がせました。

 47連勝の偉業もかすれがちです。

 「はだかになって一からの出直し」が求められます。

 「エッ、もともとハダカだって!」 精神的な出直しが必要です。


 今年のサッカーのワールドカップでは、日本が大活躍でした。

 守備の要はキーパーです。

 「ストップするぞ!」とキーパークンに期待がかかるストップには「地球温暖化」、「いじめ」、「虐待」など本当にたくさんのものがあります。


 昔、この地は山椒魚の生息地でした。

 太陽 → エネルギー → 生きるの循環が山椒魚の生息に欠かせません。

 廃材を少し工夫しただけでこんなに自然の山椒魚が誕生しました。


 夏の時期は、草の生長が大変旺盛で、暑い中での草刈機による作業も大変です。

 草刈機の燃料はガソリンなどを使いますが、何とここの草刈機は水力で動くのです。

 水路を流れる水を利用して、水車が回り、水力が草刈機に伝わり、右に左に動きます。

 クリーンエネルギーで動く草刈機は、ここでしか見られない逸品でした。


 タコには予知力があり、サッカーのワールドカップの勝利チームを見事に当てたということが大きな話題になりました。

 あなたの未来も占ってくれるとか・・・。


 口蹄疫が大問題でした。

 被災地の回復をお祈りいたします。


 今年はJAからの丹波特産品の作品が出品されました。

 丹波大納言小豆は、今、地域の特産品として力が入れられている特産物です。

 その小豆と丹波クリを合わせて、「「あんぐり」という新たな特産品の作品も並びました。

 丹波大納言小豆と丹波クリ、どちらも美味しいです!


 作品の最後に登場するのは「これが案山子だ!」というものです。

 会場にはいろいろと凝ったたくさんの作品が並んでいますが、案山子本来の姿に近い両手を横に広げ、鳥を追い払うのは自分だと言いたいようです。


 案山子が並ぶ傍の圃場で、トウモロコシと黒豆のもぎ取り園を設け案山子見物のお客さんなどに販売してきました。

 すでに、トウモロコシは完売し、黒豆もあと少しとなりました。

 栽培から販売までムラの人たちが一生懸命対応してきました。

 黒豆のご希望の方にはお分けいたします。
(1kg束500円で何束でも。送料700円)です。
 ご希望の方は、お早めに・・・。

 申し込みのフォームは問いませんので、数量と送り先をお知らせ下さい。

 ご連絡先 農事組合法人 丹波いちじまふぁーむ
  〒669-4312 兵庫県丹波市市島町北奥160
 TEL:0795−85−0448 FAX:0795−85−0876
 e-mail:info@okutanba.jp


 案山子まつりの会場は、自然がバックです。

 稲の穂が大きくなり、やがて垂れ下がり、黄金(こがね)色に色づきます。

 太陽に照らされた稲穂も季節の風情があります。

 収穫までまもなくです。
 お盆が過ぎ、夏が遠ざかり、やがて実りの秋を迎えるのです。

丹波市市島町鴨庄 より
(2010.8.14)


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