季節の写真館 Vol,135
2010年6月21日

梅雨に似合う紫の花の季節を迎えて
農産物が豊かで、農園には季節の野菜の賑わいがあります 

 6月も下旬に入りました。

 晴れ間は夏日ですが、梅雨の雨が多い奥丹波の今日この頃です。

 春先からの低温で開花が遅れていましたが、過日、丹波市市島町の三ッ塚史跡公園で花しょうぶまつりが開催され、今年も紫と白の2万本の花が咲き誇りました。
 この時期には、花しょうぶのほか、アヤメ、、アジサイ、ハス、水芭蕉など雨に似合う花が咲きます。

 花しょうぶは、アヤメ科の植物で、紫色は人の心を魅了します。花言葉は「忍従」、この時期の季節柄を偲ばせる花です。


 農園のツツジも雨の中で咲き誇っていました。


 今年も5月からスイートコーンと早生黒豆の栽培作業が始まりました。

 ムラで活性化委員会というグループを作って、毎年8月に開催される案山子(かかし)まつりにあわせて、収穫できるように作業を進めているものです。

 夏の草は旺盛で草取りが大変なので、黒マルチと言って、黒のビニールに穴が開いていて、そこに種を植え、生育させます。

 5月以降、8月までほぼ毎週末にみんなで寄って作業をするのです。


 現在のスイートコーンと黒豆の生育状況です。
 どの穴からも芽が出ました。
 汗を流して作業して、芽を出してくれると、「大きくなれ!大きくなれ」と応援したくなります。 

 作業は大変ですが、日に日に大きくなる様子を見るのは楽しい面もあります。
 収穫は、スイートコーン、黒豆とも8月上旬で、8月8日からの案山子まつりに合わせてもぎ取りと販売を予定しています。

 いまやムラの夏の風物詩になった案山子祭りにぜひお越し下さい。
 また、スイートコーン、黒豆(枝豆で茹でていただきます)を味わってください。

 また、希望される方には宅配便でお送りしますのでよろしくお願いいたします。受付は今の時点から8月半ばまでです。
 値段はスイートコーン1本100円、黒豆(枝付き)1束250円(300〜400g)で、数量はいくつでも可です。
 送料は600円です。
 申し込みのフォームは問いませんので、数量と送り先をお知らせ下さい。

 ご連絡先 農事組合法人 丹波いちじまふぁーむ
  〒669-4312 兵庫県丹波市市島町北奥160
 TEL:0795−85−0448 FAX:0795−85−0876
 e-mail:info@okutanba.jp


 今年の稲作も春先からの低温で、作育が心配されましたが、5月後半から6月の天候の回復し、ほぼ順調に生育しています。

 近隣では、カモ農法による稲作も見受けられます。
 カモが水田を足でかき混ぜながら泳ぐことにより除草の役割をするのです。


 現在の丹波いちじまふぁーむの稲の生育状況です。
 大きく育っているのは5月連休に植えて一ヶ月半が経つたコシヒカリです。

 田植えからずっと水を溜めた状態から、この時期中干し(なかぼし)と言って、田の水を排出します。
 そうすることで、、稲の根は水分を求めて横に、また土中に深く根を張っていきます。
 稲が一層大きく、たくましくなるなる時期なのです。

 もう一つの苗は、6月に植えた餅米です。
 まだ幼苗ですが、今年は初めて「羽二重(はぶたえ)」という餅米の苗を植えてみました。
 手に入りにくい品種ですが、柔らかくてとても美味しいと評価の高いお餅です。
 年末に杵(きね)で突いて、お餅に仕上げますが、その味を大変楽しみにしています。

 このお餅も年末にご希望の方にお分けしますのでよろしくお願いいたします(15個入り袋で800円ぐらい)。


 いつものように、箱庭農園から今の作物の生育状況をご覧下さい。

 大変、作物が豊富な時期になってきました。


 まもなく収穫を迎える作物で最もポピュラーなのがジャガイモです。

 種類はメークインと男爵があります。

 ジャガイモは「二度イモ」とも言って、今の時期と秋にも収穫ができます。
 この時期には土の中には、ジャガイモがゴロゴロしており、収穫も楽しみですが、また、新ジャガをいただくのも楽しみです。


 ナスもこの時期から9月までの長い期間にわたり収穫できます。

 夏の暑い時期はお漬物などに最適で、秋ナスの頃は、焼いたのをお醤油などでいただくのもポピュラーな美味しい食べ方でしょうね。


 冬の野菜としてダイコンを取り上げましたが、夏のこの時期にもダイコンが収穫できます。

 ダイコンがオールシーズンであることを知りました。


 すでに収穫しましたが、つい先日まで麦が植わっていました。

 この時期になるとすっかり色づき、小麦であることが実感できました。

 収穫した麦は、うどん、味噌・醤油の原料に活かされます。

 このほか、農園にはピーマン、エンドウ、レタス、ネギなどがありました。

 豊かな農産物がある農園には季節の賑わいが感じられます。


 丹波いちじまふぁーむの主品目のこの時期のぶどうをご覧下さい。
 10日ほど前には、小さな小さな房でしたが、この時期になって大きく成長しました。

 今年も無化学肥料、無農薬にこだわった栽培に手掛けていますが、作業はとても大変、でも、少しでも中身のよいぶどうづくりに心がけています。

 農薬などを多投する栽培暦とは全く異なる栽培方法をしていますが、8月の収穫まで頑張ります。

 今年は栽培の中で、EM栽培のほか新たに酵素を加えてみました。収穫はお盆の時期からです。

 このぶどうにつきましても、お申し込みをどうぞよろしくお願いいたします。
(1Kg 2〜3房 1300円 税込・送料別。送りは2kg箱使用)。

丹波市市島町鴨庄 より
(2010.6.21)


季節の写真館 の バックナンバー は ここをクリック!!


自然の中での安らぎ<<HOLIDAY IN NATURE>>と食」の安全性を現場で実践する・・・・
農事組合法人 丹波いちじまふぁーむ
〒669-4312 兵庫県丹波市市島町北奥160
TEL:0795−85−0448 FAX:0795−85−0876
e-mail:info@okutanba.jp