季節の写真館 Vol,133
2010年4月6日

桜花爛漫の季節を迎え! 「農」がスタートします

 奥丹波の農園の桜も満開を迎えました。

 今年は3月から4月にかけて気温が低く、開花が足踏み状態でしたが、春の陽気とともに一気に満開となりました。

 桜の見事な開花は、まさに「春爛漫」の季節到来です。


 丹波市市島町の大杉ダム公園は、市内でも有数の桜の名勝です。

 毎年、桜の開花の時期に「桜まつり」が開催され、公園のあちらこちらで自治会ごとに宴席の場ができます。

 「花は良し」、「天気良し」、「気分最高」の花見風情でした。


 大杉ダム池は桜が映え、また、陽光が水面に眩いばかりの春風情でした。

 この池は釣りファンに知られ、池畔にはオートキャンプ場を備え、休日などは釣り、キャンプを楽しむ人などが訪れます。

 地図はこちら(Googleマップに移動します)

 また、この池の水は、農業用水に利用され、これからの稲作シーズンには、貴重な水源なのです。


 桜の時期、また4月から5月の様々な花や新緑の季節には、都会からのハイカーが奥丹波の山や野に、季節や自然を求めて来られます。

 丹波市観光協会のHPに市島のフジまつり、ハイキング登山などの案内があります。


 この時期、野に目を向けると、これまでの3月の色彩があまりなかった季節から、4月に入り野花が目につくようになりました。

 タンポポの光景はポピュラーですが、この時期の季節感があります。


 あぜ道と言えば、ヨモギが一面に広がっています。

 ヨモギは薬効のある植物であり、また、柔らかいこの時期の葉は、草もちにも利用できます。


 多くの山菜が芽吹く時期になりますが、人気のあるのが「ヤマブキ」です。

 ヤマブキは茎を煮込んで佃煮にします。

 休日などには、ヤマブキを採取に来られる人の姿をよく見受けます。


 一年を通じた「箱庭農園」のこの時期の様子をご覧下さい。

 これまでの冬の時期から4月を迎え、いろいろな作物が見られるようになりました。


 今咲いている果樹の花は梨の花です。


 この花はダイコンの花です。

 通常、植物は成長の過程で花が咲き、やがて実を結んだり、作物として収穫できるようになりますが、ダイコンの花は、冬に収穫した名残のものから花が咲き、ダイコンの時期も終わりになるのです。


 たまねぎの苗です。

 昨年植えたたまねぎは一冬を越し、これから6月の収穫まで春の陽気とともに日に日に成長していきます。


 麦も冬を越し、この時期はまだ青々とした状態ですが、やがて穂を出し、6月に小麦として収穫します。


 4月に入ったとたんに、今年の米づくりに向けて、慌しく準備が始まりました。

 この時期、ムラでは田への水路の点検作業をして、縦横の水路には奥丹波の清流が勢いよく流れます。


 こうした水は早や田に引き込まれ、田植えの準備が進みます。

 今年もよい天候、よい水に恵まれ、美味しいお米ができるようにという思いで作業が始まるのです。


 最近、薪(まき)に人気が出てきたようです。

 昔であれば、薪ストーブで暖を取ったり、炊事やお風呂を沸かすのにごく当たり前に使っていました。電気やガスで便利さを享受できる現代社会ですが、薪ストーブや炭の良さを見直す動きがあるようです。

 昔の生活に戻らなくても、以前にあったものを見直すと言うことは大切なことではないでしょうか。

 薪の活用は、自然エネルギーの見直し、しいては山の見直し、再生にもつながります。


丹波市市島町鴨庄 より
(2010.4.6)


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