季節の写真館 Vol,129
2009年9月18日

秋がどんどん近づいてくる奥丹波の今日です!

 秋がどんどん近づいてくる奥丹波の今日この頃となりました。

 野に目をやると、まだ満開には早いのですが、「彼岸花(ひがんばな)」が咲き始めていました。
 この花は毎年、彼岸の頃(秋分の日を中日「なかび」として前後3日を彼岸と言います)に咲き、秋を告げる象徴的な花です。

 「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるように、夏の暑さも終わり秋に向かいます。

 柿もこの頃から少しずつ色づいてきます。
 柿が色づくこの頃が初秋で、熟れた柿が落ちる晩秋まで、秋の進行とともに柿は生育していきます。

 コスモスも淡く可憐な花をつけています。


 9月に入ると奥丹波の稲穂も黄金色(こがねいろ)に色づき、収穫のときを迎えます。

 今年は大変な異常気象で、7月から8月半ばまではほとんど雨日が続き、日照不足でお米への影響が大変心配されました。

 幸い、8月中旬から天候が回復し、作柄も少し持ち直しましたが、全体的に収量と品質が落ちています。

 でも、こうして収穫のときを迎えることができたことにホッとし、収穫は大変嬉しいことです。


 丹波いちじまふぁーむの圃場も稲刈りが始まりました。

 既に、飯米のコシヒカリを刈り取り、これから今はこんなに青い稲の状態ですが、純米吟醸酒の酒米「山田錦」を10月上旬に刈り取りをします。 


 丹波いちじまふぁーむの農園に女優の大西結花さんに来ていただきました。

 雑誌の取材ですが、早速収穫した今年の新米を持ってもらい、カメラに収めました。

 「秋は大好き!丹波の食べ物は美味しいですね〜♪」と・・・。


 秋はお祭りの季節です。

 そして、そのお祭りの中身は、農産物の豊かな実りに感謝し、お神輿、笛、太鼓で賑やかに気持ちを弾ませ、お祝いするものです。

 この日、ムラの神社の入口には「八幡(はちまん)神社」のノボリが立ちました。


 この日の境内の催事は、「八幡(はちまん)」さんの行事で、ムラの3〜4人の当番が新米で炊いたお米でお豆のおにぎりを作り、神社にお参りに来られる方にふるまうというものです。

 「手を合わせて感謝する」という気持ちをどこかに置き忘れた感がする現代社会ですが、今年も自然の恵みで収穫できた喜びを伝える昔からの行事に何か心休まるものを感じました。


 いつものようにわが家の「箱庭農園」をご覧下さい。

 夏から続くこの時期は農産物の端境期ですが、夏の名残と秋に向けての農産物が育っていました。


 605 ハスのような葉をした作物はサトイモです。

 サトイモは掘ってみると、親イモとその周りにいっぱい子イモがつくので、「子たくさん」の大変良い縁起を担ぎ、お正月のおせち料理に使われますが、芋煮などにも美味しくいただけます。

 収穫は10月となります。


 丹波の代表的な特産である「丹波黒大豆」です。

 10月10日頃から収穫し、25日頃までは枝豆として重宝され、それ以降は、黒豆としてお正月のおせち料理などに使われます。

 枝豆のご希望の方はご連絡下さい。

 1Kg束600円(税込、送料700円ぐらい)


 ナスも7月からのロングランです。

 秋ナスは焼いてお醤油でいただくのも美味しい食べ方の一つです。


 この夏から県が仲立ちし、「鴨庄」という丹波の山間地域と「尼崎」のある地域との間で交流を目的とした「トライネット事業」が始まりました。

 農家が地元農産品を都市で直売しながら丹波の魅力を発信し相互交流を深めることがねらいで、8月に第1回を行い大好評で、引き続き9月に2回目を行うことで、この日、地元の農産物が尼崎に向けて送り出されました。

 11月には、尼崎の方をお迎えした交流会を予定しています。


 丹波いちじまふぁーむの出品物は本年産の新米コシヒカリです。

 既に新米のご案内をしていますが、今年の新米をどうぞよろしくお願いいたします。


 まだ本格的な秋には早いのですが、秋は音楽の季節です。

 毎年この時期に丹波の各地で、街角コンサートが開催され、市島町は古い酒蔵を会場として、バロックダンスの世界が広がります。

 9月25日の夕べ(19時開演)酒蔵でのコンサートはいかがですか。

丹波市市島町鴨庄 より
(2009.9.18)


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