季節の写真館 Vol,126
2009年5月7日

光と香りに包まれて!
百毫寺の九尺ふじの紫のベールは見ごろを迎えました

 5月の薫風に鯉が泳ぎます。
 新緑の野山をバックに、5月の風になびく鯉・・・。

 この鯉の下にレンゲ畑は広がり、5月3日には盛大にレンゲまつりが開かれました。

 また、今、三ッ塚史跡公園の鯉も5月の空を舞っています。
 5月10日には、全国から多くのランナーが集まり、マラソン大会が開催されます。
 新緑が美しい丹波の今日この頃です。


 5月の始まりの花はレンゲです。
 毎年も5月3日には市内春日町野上野(のこの)集落でレンゲまつりが開催されました。
 高速道春日I.Cを降りてすぐの集落です。
 この可憐な色、花びらが人を惹き付けます。
 レンゲに舞う蝶は、メルヘンの世界です。
 「レンゲ」は、10個ほどの紅紫色の花が車輪状に並んでいる姿がハスに似ていることに由来するということです。
 そういえば、蓮華(レンゲ)と蓮(ハス)は同じ漢字が充てられます。

 かっては、水田にレンゲの種を播き、春にはレンゲ畑の風景が一般的に見られたのですが、今では少なくなりました。
 水田にレンゲを植えるのは、レンゲをそのまますきこんで緑肥にするためでした。


 毎年のことですが、花で有名なお寺「百毫寺(びゃくごうじ)」へご案内します。

 丹波の古刹、天台宗・五大山の麓の百毫寺。
 境内には人間の世界と仏の世界を結ぶといわれる太鼓橋が架かります。
 池は、「心」の文字を表現し、そこには数百尾の鯉が群れます。


 4月の桜に始まり、ふじ、セッコク、睡蓮、ハスと四季の草花が楽しめ、特に、九尺ふじは巨大な紫のベールとなって人々を包んでくれます。
 花房が長く垂れ下がることからこの名前が付けられます。

 今年は、平年より数日早く開花しました。
 棚の下で見上げると、あたかも薄紫の光線が幾筋も差し込んでくるかのようです。
 また、甘すっぱい香りがします。
 見ごろは5月10日頃と言うことことです。

 心の安らぎを求めて、百毫寺へどうぞ!


 今の農園の様子をご覧下さい。

 農園の赤レンガハウスの傍の「竜のヒゲ」という芝生のような緑地コーナーが緑を際立たせています。

 この季節と自然を感じながらゆったりと寝そべっていても気持ちがいいですよ♪


 農園の田植えは5月7日にコシヒカリ、5月18日前後に酒米の「山田錦」、そして、お餅の餅米を植え付けします。
 田植えをし、その後の生育を観察し、収穫することの体験を行う催しが丹波の各地で行われています。

 農作業は楽しいことばかりではないかもしれませんが、収穫したお米を味わったり、お酒にしたり、お餅にしたりすることは大きな楽しみであります。
 近所の田んぼで、都市の方が週末に来られ、楽しみながらの楽農をされている方がおられます。

 市内で「丹波で体験 楽しい農業」(ふるさとひょうご創生塾 のんびりクラブ主催)という農体験も始まりました。
 (お問い合わせ 田村庄一さん 0795−75−1002)


 丹波いちじまふぁーむのぶどうも一斉に芽が出て、葉を出しました。

 今の作業は、圃場に刈り取った草を運んできて、敷き詰める作業です。
 草抑えと過乾燥などに効果があります。


 年間を通じて取り上げていますが、この時期のわが家の「箱庭農園」をご覧下さい。

 何と言ってもこの季節は作物が多く畑がにぎやかです。

 では、早速ご覧下さい。


 畑の傍の竹林の中では、今年も4月半ばからタケノコが生え、今も生えています。

 この時期の代表的な山菜と言えます。


 梅が実をつけました。

 春先に、桜に先立ち、花が咲き、今は多くの実をつけました。

 梅干、梅酒に利用します。


 ジャガイモのが大きく育っています。

 収穫は6月中旬です。


 エンドウの生育の様子です。

 エンドウの若サヤを茹でサラダでいただくのも美味しい食べ方です。


 露地のイチゴで、収穫は5月下旬です。


 たまねぎもたくましく育っています。

 玉が大きくなり土からはみ出すようになってきました。

 やがて地表に大きな玉がゴロゴロ顔を出し、6月に収穫を迎えます。


 今のなすの様子です。

 6月から9月まで長く収穫でき、お漬物など夏の代表的な作物です。


 麦も収穫を間近に迎えました。

 色もこれから黄金色に変わり、熟れていきます。

 味噌、しょうゆ、うどん粉などの原料です。


 今の季節の色を野に探して見ました。
 そして「赤」と「白」にまとめてみました。
 農園もこの時期、赤く咲き誇り、ヤマツツジ、ミヤマキリシマ、サツキなど種類もいろいろです。

丹波市市島町鴨庄 より
(2009.5.7)


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