季節の写真館 Vol,125
2009年4月8日

桜花爛漫 花を愛でる季節を迎えて

 まさに「桜花爛漫」の桜の開花です。
 奥丹波は春本番を迎え、農園の桜が満開となりました。

 花と言えば、日本では昔から「桜」・・・。
 「桜の人気」は、
(1)咲く前から開花を待ち構える雰囲気がある。
(2)卒業、入学、入社など節目の季節に咲く。
(3)いろんなところで一斉に開花する驚き♪
(4)花は木全体に咲き、ボリューム感 がある。
(5)花は葉っぱが出る前に咲き、花が目立つ 。
(6)うすピンク色(染井吉野)」は見ているだけでほのぼのとした気分になれる。
(7)すぐ散ってしまう儚さが日本人好み。
(8)「散るときにハラハラと風に乗る花びらが美しく、絵になることなどでしょうか。

  「世の中に たえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし」
 (この世の中に桜と云うものがなかったなら、 春になっても、咲くのを待ちどおしがったり、散るのを惜しんだりすることもなく、のんびりした気持ちでいられるだろうに・・・)

 こんな有名な和歌もありましたが、見事な咲っぷりでした。


 4月5日には町内の桜の名所・大杉ダム池公園で桜まつりが行われました。

 人々の歓談の声が聞こえ、俳句の歌詠みの催しも行われていました。

 池では、のんびりとした釣り人の姿もありました。

 春ですね〜♪


 桜の満開の下、4月7日は丹波市内の小学校で一斉に入学式が行われました。

 この日、地元の小学校に入園した「鴨庄っ子」は21人でした。

 小さな学校ですが、「元気! 根気!やる気!」がモットーです。


 野に目を向ると実に多くの野花が咲いています。

 まず、タンポポが目につきます。
 タンポポは、キク科タンポポ属  の多年生植物です。
 そういえば、花びらはキクによく似ています。

 これからは土手や道端に咲き、春から夏にかけて最もポピュラーな植物です。

 種類も大きく分けると古来から日本に生育していた在来種と、近世に海外から持ち込まれた外来種があります。

 在来種は外来種に比べ、開花時期が春の短い期間に限られ、種の数も少ない。

 夏場でも見られるタンポポは概ね外来種の西洋タンポポです。


 フキが野一面に群生していました。

 春の山菜の中でも、最もポピュラーで人気のあるのもフキです。

 これから5月にかけて、休日になると、こうした山菜を取りに来られる方が増えます。


 この時期、野原や畑の畔、土手、道ばたなどの日当たりの良い場所につくしが一面に生えています。

  「つくし」の名の 由来は、「澪標(みおつくし)」(船が港へ入る通路を示した杭)の「つくし」で、突き立った杭のように見えることからとも、 「突く突くし(”突き伸びる”)が由来とも言われます。

 また、漢字の「土筆」は、土に刺した筆のような姿からこの漢字が充てられます。

 食用にもなり、ゆでて酢の物、佃煮、油炒め、卵とじ、和え物などでいただきます。
 このつくしは、やがてスギナとなっていきます。


 わが家の「箱庭農園」で、一年を通じてご覧いただいている農園です。

 これまでは、冬場でこれといった農産物がありませんでしたが、4月に入り、いろいろな作物が目に付くようになりました。

 では、早速今の時期の農産物をご覧下さい。


 昨年11月に定植されたタマネギですが、一冬を越して、大きく育ってきました。

 これから玉がどんどん大きくなり、土の中に入り切らず、土の上にはみ出してきます。

 収穫は5月〜6月です。


 路地イチゴの苗です。

 5月の連休の頃が収穫の時期です。


 そら豆のが大きく成長していました。

 収穫は5月です。

 代表的なレシピを2点取り上げておきます。

 そら豆と小エビのかきあげ (キッコーマンホームクッキング)

 そら豆とスナップえんどうのミモザサラダ (キッコーマンホームクッキング)


 町内の大杉ダム池には、釣り池として遠くからの釣り人が訪れますが、これから始まる稲作の大切な水源なのです。

 毎年桜まつりはこのダム池の麓で行われ、桜の一大名所でもあるのです。


 今の時期、田に水が引き込まれ、本格的な田植えの準備に入っていきます。

 丹波いちじまふぁーむの田植えは5月中旬にコシヒカリ、モチ米、酒米を植えつけます。

 機会があればお越し下さい。

丹波市市島町鴨庄 より
(2009.4.8)


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