季節の写真館 Vol,124
2009年3月13日

奥丹波は梅花が咲き誇り、春がどんどん近づいてきます! 

 春といえば花、花といえば桜が一般的ですが、桜の前に春を代表する梅花を取り上げます。

 ここ、丹波市市島町の三ッ塚史跡公園の福祉梅林は今、梅が満開です。
 紅梅、白梅の花が見事に開花しました。

 梅はバラ科サクラ属の植物であり、よく見ると桜にも、バラにも似た気品さが感じられます。
 花の観賞のほか、果実を梅干しや梅酒にすると、クエン酸をはじめとする有機酸などを多く含み、健康食品として人気が高いのです。


 今年も恒例の「福祉梅林の集い」が開かれました。 

 梅林の梅は収穫して、収益金は福祉に充てられますが、この日、丹波市内の各障害者施設からこの会場に集まって楽しいひと時を過ごしました。
 ボランテアで盛り立てられたこの会場は春の明るさでいっぱいでした。

 会場では兵庫県知事も市長も福祉の餅つきをし、福祉イベントのひと時を楽しまれました。


 3月も半ばを過ぎると、陽光も眩くなり、春に向かっての農作業も気になっていきますが、まだ時期は、農閑期です。

 この時期、ムラの公民館で「文化作品展」がありました。

 こうした作品展を通じて、人ぞれぞれの秘められた才能を新たに発見しました。

 ムラの人の心意気を感じて下さい。


 左の写真の作品から、明治から大正にかけて日本を代表する洋画家・黒田清輝の作品(右の絵)と印象が重なりました。

 素人の方の作品ですが、感じ入りました。


 タイトルに「85歳老女の思いつき作品」とありました。
 それによると「昨年何かに混ざってきたのか一粒の種。
 畑の中から芽を出し、蔓が伸び成長していた頃に気がつきました。
 珍しい瓢箪(ひょうたん)が1個だけ生っており、邪魔になるところ、枯れるまで見守り育ててきました。
 その瓢箪の種を採り、4月に蒔き、5月に苗を2本植え、育てました。
 夏の暑さ、虫も飛び交う中で、3、4個の実が生り、何とか出来ました。

 そこで、婆ちゃん考えて、いろいろな材料を寄せ集め、綺麗な着物に帯を締め、ケースに入った瓢箪が一家揃って「皆なの前でこんにちは」」って。

 ひょうたんの一つの種からこんな作品ができたのです。


 木彫りの数々の作品です。

 何とも言えない木の温かさ、ぬくもりが感じられます。


 見事な能面の作品です。


 山にこんな木がありました。

 へこんでいる部分がフジが巻いて木が太くならなかった部分で、巻いたフジを外して作品に仕上げました。


 「押し花アート」の作品です。

 自然に生えている草花などを採取し、貼り付けて、風景や月夜などの作品に仕上がりました。


 「おかげさま」「ありがとう」! 

 感謝の気持ちとしては大変わかりやすい言葉です。


 ムラのコウノトリは、山に落ちていた木からできていました。


 布切れなどを集めた手作りバッグです。


 3月も半ばになり、これから春の作業が始まっていきます。

 季節が冬から春になり、また、これから一年の「農」の季節が始まります。

丹波市市島町鴨庄 より
(2009.3.13)


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