季節の写真館 Vol,118
2008年6月10日

梅雨に花しょうぶが生える時期を迎えて

 6月も中旬に入りました。
 梅雨の季節を迎えましたが、梅雨の合間の好天の日は爽やかな夏日の奥丹波の今日この頃です。

 6月8日に丹波市市島町の三ッ塚史跡公園で花しょうぶまつりが開かれ、今年は天候に恵まれ大変多くの人で賑わいました。

 特に、毎年フリーマーケットは大変人気があります。


 この公園の花しょうぶが今満開を迎えました。

 雨の季節には紫と白の色彩が大変似合います。

 今年はとりわけ見事な花が咲き誇っています。


 花しょうぶの花をご覧下さい。
 花しょうぶはアヤメ科の植物で古くから日本人に親しまれ、その清楚な姿は多くの人々の心を魅了します。
 花言葉は「忍従」ということで、そんなしなやかな雰囲気が漂います。
 三ッ塚公園は花しょうぶの地として知られるようになりましたが、この時期、梅雨の時期の花としてアジサイも満開の時期で、この近くでは福知山の「アジサイ寺」が有名です。


 水田に目を向けると、田植え後おおよそ1カ月が過ぎ、背丈は30センチぐらいに伸び、逞しく成長しています。

 これから、しばらくすると「中干し(なかぼし)」といって水田の水を抜き田を乾かします。

 そうすることで、稲の根は水を求めてより広く、また深く張っていき、さらに稲がさらに成長していくのです。


 四季を通じて、いつも季節の野菜などの作物が栽培されている、いわば「箱庭農園」に今の時期の作物を見てみました。


 年配のおばあさんが丹精を込めて育てたタマネギが収穫の時期を迎えました。

 タマネギは言うまでもなく、あらゆる用途に使われますが、辛みと香りがあり、これは硫化アリルという成分によるもので、胃の消化液の分泌を助けて食欲を増進させたり、新陳代謝を良くしたり、疲労や不眠症にも効果 的と言われます。


 この植物はジャガイモですが、6月下旬に収穫を迎えます。

 これも極めて用途の広い野菜ですが、収穫の時期に、茎を引っ張るといろいろな大きさのジャガイモがゴロゴロ出てきます。

 掘り立てのジャガイモをいただくのはとても新鮮で美味しいのです。

 今の時期に咲いているジャガイモの花もご覧下さい。


 農園の梅もたくさんの実をつけ、収穫の時期を迎えました。

 梅の花は3月の中旬に咲き、春の訪れを告げてくれますが、花の観賞のほか、果実を梅干や梅酒にすると、クエン酸をはじめとする有機酸などを多く含み、健康食品として人気があります。


 シソの葉です。

 シソと梅は相性がよく、梅干でおなじみの健康的な作物です。


 山菜の中でも最もポピュラーで、佃煮にして人気があるのがヤマブキです。


 丹波いちじまふぁーむのぶどう園の様子をご覧下さい。

 この日、奥丹波の自然を求めて尼崎からの消費者の方をぶどう園にご案内しました。
 皆さん、この日は奥丹波に新緑を求めて来られました。
 今の時期のぶどうの房は15センチぐらいの長さですが、これからどんどん大きく大きく膨らんでいきます。


 ぶどうの土の様子ですが、梅雨時の草の旺盛な時期に除草剤を全く使わず、草を敷き詰めることによりこれだけ草を抑えています。

 そして、土が大変軟らかく、ミミズの生育する土壌なのです。

 無農薬、有機堆肥のぶどうづくりの中でも、とりわけこうした土づくりを誇りたいと思います。


 5月以降、毎週末にはムラの活性化活動で早生の丹波黒大豆、スイートコーンの栽培に取り組んでいます。

 この日の作業は、梅雨の時期で青々と生えた雑草をみんなで取り除きました。

 今年のカカシ祭りは8月10日から2週間です。
 この間、農道沿いにはカカシが並び、丹波黒大豆、スイートコ−ンを味わっていただく場を設けたいと考えています。
 また、その時期になれば販売のご案内をしますので、ぜひご利用下さい。

 作物を育てることは大変な作業ですが、みんないい汗を流しています。


 5月10日に播種したスイートコーンと丹波黒大豆もひと月がたち、今の生育状況です。これからどんどん大きく育っていきます。


 この圃場もやがて一面に夏の花・ひまわりが咲き誇ります。梅雨の時期を迎え、季節は夏へ! 夏へと向かっているのです。

丹波市市島町鴨庄 より
(2008.6.10)


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