季節の写真館 Vol,9
2000年11月20日

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 季節は晩秋を迎えました。

 ムラの大銀杏の木葉もすっかり色づき、昼間の陽光を浴びて輝き、舞い落ちる木葉に季節の風を感じるようになりました。

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 今日は、早朝から市島町で古くからある酒蔵 山名酒造 を訪ねました。丹波いちじまふぁーむの酒米「山田錦」から造られる純米吟醸酒「奥丹波」の酒造元です。
 酒蔵にとって、これからの季節は朝は酒蔵で始まり、夜は酒蔵で暮れる時期となります。

 早朝から湯気が立ち込め、そこには、大きな釜で蒸された酒米を混ぜたり、取り出す杜氏の酒造りの姿がありました。

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 蒸しあがった釜の中を覗いてみました。

 真っ白に研かれた「山田錦」で、酒米の最高峰と言われるお米です。

 蒸しあがったお米は、広げられ、麹(こうじ)菌がかけられ、麹菌をまん延させ、このあと、桶でじっくりと熟成・醗酵させます。

 機械化の進んだ現代にあって、あくまで手づくりにこだわり手作業で時間をかけた酒の搾りが待たれます。

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 酒蔵には、杉の葉で作られた「杉玉」が玄関にかかります。

 これは、奈良の大美輪神社というお酒の神様を祭ったご神体に「いわれ」があるようです。12月の新酒が出来た時、感謝の気持ちで新しい杉玉に取替えられ1年間かけられます。

 昨年、大変好評をいただいた純米吟醸酒「奥丹波」。

 暮れも押し迫り、今世紀の大詰めの12月25日頃に蔵元から直送されます。

 新たな世紀の新年のお祝い酒にいかがですか。
 (1升瓶3500円:送料別)

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2000.11.20 純米吟醸酒『奥丹波』の蔵元 山名酒造 にて


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