季節の写真館 Vol,6
2000年10月8日

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 秋の空に「ドーン」「ドーン」と太鼓の音が響き渡ります。

 さあ、「竹田祭」本宮の始まりです。

 このお祭りは、400年ともそれ以前からともいわれるほど長い歴史があり、兵庫県から京都府にかけての丹波、丹後、但馬地域でも指折りの勇壮な秋のお祭りです。

 神輿(みこし)の宮入に先立ち、宮入を先導する「奴(やっこ)行列」の儀式です。

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 ここの祭りの特色は、町内の竹田地区にある一宮(いちみや)神社(通称:いっきゅうさん)に近郷の六社の神輿(みこし)が一堂に宮入するのです。宮入の六社は、三宮神社、出雲二宮神社、伊都伎神社、上加茂神社、中加茂神社の神輿で、それぞれの氏子に担がれ「ヨイヤサー」、「ヨイヤサー」の大きな掛け声とともに境内に入ってくる様子はまさに勇壮そのもの。ご覧のように、それぞれ特色のある神輿とハッピ姿で担がれ、神様のお揃いです。

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 保育園児も大人にまけていません。

 2園からそれぞれ大きな掛け声とともに「子供みこし」が入ってきました。

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 さらに、このお祭りを盛り上げようと、世界各国から日本に来ておられる外国人による「ふれあいみこし」も登場しました。
 皆さんそろって、日本の祭、竹田祭の印象については「とても、楽しい」でした。

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 稚児により神殿にお米やお餅などをお供えをする行事です。

 五穀豊穣(ごこくほうじょう)といって、日本人が昔から大切にしてきた、お米や麦、豆といった農産物の豊作に感謝し、また、豊作をもたらしてくれた豊かな自然を尊ぶ儀式なのです。

 大人も子供も「ワッショイ、ワッショイ」、まさにこの掛け声で心が一つになります。
 こうした日本の秋祭は、お米をはじめとする穀物の豊作を祈り、また、収穫後には豊作に感謝し、その喜びを現した、まさに「稲作文化」なのです。

2000.10.8 竹田祭 にて


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