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待ちに待った稲の収穫の日を迎えました。 京阪神からの参加者、そして地元酒蔵、生産者合わせて40人にとっては、今日の快晴の天気のように心も晴れ晴れです。
最近の2回の台風の被害もなく、5月9日の田植え以来、約4ヶ月の時を経て、黄金色(こがねいろ)に実りました。
みんなの目が田に注がれます。「こんなに大きくなったの」、「これからこの稲を刈って、このお米からお酒ができると思うとワクワクするゎ」・・・・みんなの言葉も弾みます。
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手作業での稲刈りが始まりました。稲を刈ったことも、鎌を持ったことも初めて。 鎌の刃はのこぎりのようにギザギザで、こんなによく刈れることも体験しました。
初めての稲刈りは、思ったよりも早く刈り取りが進みました。
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刈り取った稲はコンバインという機械に通して脱穀します。 稲穂を突っ込むと、稲穂の籾(モミ)は、穂から外れ、籾だけが袋に溜まっていきます。
刈り取った稲穂を抱えて、コンバインの前に皆さん並びます。 もちろんこんな作業も初めての経験ですが、稲穂が籾になる過程を体験しました。 籾の殻を取ると玄米になるのです。
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作業中に田んぼの中で飛ぶ回るものがいろいろいました。 カエル、バッタ、コオロギ、カマキリ・・・。 突然一人のお母さんが子供さんと一緒にこうした虫取りを始められました。
都会にない開放感があります。 自然の中で昆虫やカエルを追いかけたことも、貴重な体験、ふれあいのひとときのようでした。
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3時間余、予定の刈り取り、脱穀作業が終わり、みんな集合。
皆さんご苦労様でした。
次は、いよいよ寒い時期に、仕込み作業です。
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これからみんなで作るお酒は、「杜氏の夢」というお酒ですが、鴨生地区では、これから新たなお酒づくりの計画が進んでいます。
鴨庄地区内の100人ぐらいの大勢が関わり、「鴨庄百人一酒」というお酒を作り上げるのです。 醸造蔵元は「鴨庄酒造」という酒蔵です。
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「米生産者なら誰でも飯米は自分の米を食べたいと思うのと同様に、自分の米で旨(うま)酒ができ、それを味わいたい。 また、人にも勧めたいという思いがあるのではないでしょうか。 こうした思いの人が地域でまとまり、みんなで楽しみながら酒に関わり、地元の蔵から搾り上がった新酒がこの土地の新たな銘酒となる…。 そんな夢(おもい)をもって鴨庄の有志で新たなお酒、名付けて「鴨庄百人一酒」に取り組もうとするものです。」
このような思いで取り組むお酒もとても楽しみなのです。
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