2015年産米『お米クラブ』会員募集のご案内 生産と直結したおいしくて、安心な、現地販売価格でお届けするお米の取り扱いをすすめます
丹波の市島町で「丹波いちじまふぁーむ」という農園づくりをすすめてます。人の交流と特産物づくりにかかわる拠点づくりですが、農園づくりを通じてこれからの「農」について考えてみました。
農産物を通じて生産者と消費者との結びつきを強めれば、鮮度や価格で生産者にも消費者にもメリットが出てくるはずです。農産加工に取り組めば農産物の付加価値も上がり、農業のおもしろさも出てくるのではないかと考えます。四季の採りたて、地元の農産物を食材として提供すれば、味で農業が表現できます。
また、四季折々の農産物を求めて消費者が訪れてくれ、都市との交流が出来れば、地域の活性化にもつながります。
そして、これまで四季の農産物や自然をベースに様々な都市の方々や諸外国の方との交流をしたり、地元で採れたお米でお酒を造ったり、杵つき餅としてお届けしたり、農家の赤レンガハウスでは、四季の農産物を味わっていただいています。
こうした考え、取り組みに現在、芦屋で農村の安全・安心の農産物を都市消費者に届けるネットワークづくり、物流にかかわっておられる株式会社ケイミー・オフィス代表の杉田全弘さんから支援を受け、これからの活動についてお話をいたしました。
その新たな取り組みとしてまず、お米について生産者と消費者とがダイレクトに結びつく運動を展開したいと思います。流通経費を極力省くことにより、現在の生産者価格よりも有利な価格で、また、消費者には現在の購入価格より安くお届けすることを主眼にした取り組みです
『お米クラブ』に参加していただける消費者を募ります。
お米の輸入については、関税化が実施されます。このことにより当面は高い関税でわが国のお米は守るという公約も将来的にはその引き下げで輸入が容易になり、一層国内米の過剰と価格低迷を招くことが懸念されます。
一方、わが国の食料自給率が際立って低い巾で、有識者からは、このままでは農業問題は食糧問題として近い将来大問題となると警鐘が鳴らされていることも事実です。今は潜在的なこの問題も顕在化すれば大変な問題です。
日ごろ、農業に関わりのない消費者の方々にとり、農業は遠い存在かも知れません。しかしながら、農業問題を食料問題としてとらえたとき、これから先できるだけ食糧や農村と向き合っていただきたいと思うのです。
また、消費者の皆さんとの交流は農村にとっても大きな活力になるのです。
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